辻総合研究所ーTsuji Consulting

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日本の浮世絵とパリ(1)

2006-04-26 23:41:31 | Weblog
浮世絵とフランス

2005年8月13日

今年は、3つの浮世絵展があった。

1つ目は、グランパレで、1月まであった、浮世絵展。春画も多く紹介されていた。2つめは、パリ日本文化会館、の歌川広重展。版画の方法を通訳つきで、紹介していた。3つ目は、太田美術館の大浮世絵展。開催中で7月6日から8月15日までで、5週間くらいの期間はたいていの絵画展が3ヶ月くらいあるのに反して非常に短いという印象をあたえた。さらに8月のパリはヴァカンスで静かだといわれているので多くのひとは、そんなにひとがいないだろうとおもっていたようだ。しかし新聞などで、批評がでて、最近は日本料理を題材とした、たとえばふぐなどだが、テレビ番組があり、日本文化はブームとなりつつあり、関心が高い。日本レストランのここ10年くらいでぐっとふえた。そんな関心が高まるなかでの、大浮世絵展だ。


3つ目の浮世絵展は太田美術館大浮世絵展だ。おおよそ4部構成になっている。最初の部分は、鳥居清光、鈴木春信、鳥文斎栄之、勝川春章、勝川春英、勝川春潮、窪俊満、歌川豊国など、主に一般的にはパリではしられていない作品をあつめたものだ。しかし喜多川歌麿の、娘日時計などの作品は紹介されていた。2部は、葛飾北斎、喜田川歌麿、などパリですでに有名な作品。3部は、歌川広重、などの版画、東洲斎写楽、歌川国貞、歌川国芳
など、特にフランス人になじみがあるのは、広重の2つの作品で、バン、ゴッホが絵に使ったものだからだ。広重の名所江戸百景、亀戸梅屋舗、と同じく名所江戸百景、大はしあたけの夕立だ。版本もあった。歌麿、勝川春章、北尾重政、北斎などの作品が紹介されてあった。これらは、多くのフランス人にとってはしられていないものだ。
4部は扇子、かけもの、などで、肉筆画が中心の構成となっている。

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2 コメント

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祝・開通 (くまぐー)
2005-09-14 00:30:38
ワインカラーがいいですネ。読ませてもらうのが楽しみです。
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Unknown (Unknown)
2006-04-27 13:25:19
Thank you very much for introduce of your site, hideko san. After I have read your article, I am totally admire your intelligent and your devotation for what you have done. But just a little note for your information....



I CAN'T understand Japanese ka.



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Fon
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