書き留めておきましょう。
モスリンはフランス語だそうです。「メリンス」も同じ布。
モスリンの言葉のルーツは、
メソポタミアのモスールという都市名にあるそうです。
素材は上質なメリノウールでネルと同じく
綿モスリンもあるとのことです。
ネルは綿と思っていたら、ウールがあり、
モスリンはウールと思っていたら、綿もある。
何だかややこしくなりましたが…
でもネルとモスリンの見分け方はそう難しくはありません。
ネルは起毛でしたがモスリン薄地で羽のように軽い、
平織りの布で糸の太さ)が均一でスラリとしています。
比較的長めの上質の羊毛繊維を使用してあるためです。
道理で虫に好かれやすいはずですね。そのにっくき虫は
「衣類につくガ」という意味のイガです。
羊毛や毛皮の主成分であるたん白ケラチンを食べて生活します。
それは上質の物を先に食べてしまうとのこと。
たとえばカシミヤとか…
(これは余談ですが、孫の男の子二人のうち、
二男はおいしいもの方を先に食べます。
長男はおいしいものを後に残しておきますが、
先においしいものを食べてしまった二男から、
せびられることに…可愛そうな長男です)
ごめんなさい、話を元に戻しましょう。
これがモスリンの最大の難点です。
でもその難点を補って余りあるのが、
発色が良いので深みのある色や友禅染の柄が素晴らしいのです。
柔らかく、暖かく、蒸れません。
男女ともじゅばんに多いようです。
お写真1枚目はモスリンの剥ぎ巻きフレアースカートです。
2枚目は上っ張り、この年になっても愛用しています。
3枚目はコレクションから…
やはり虫が心配です。穴だらけにならないうちに、
映像に残しておくべきかと思っています。
にほんブログ村
最新の画像もっと見る
最近の「着物リメイク」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事