この日26日は行きたいライブが一杯あり、ハリポタのヴォルディモートになりたい気分・・・あいつは魂を複数分割しているが、体は一つ。これじゃしゃーないか?時間を巻き戻せるマクゴナガル婆ちゃんの持っているペンダントの方が良さそうですな。なんて馬鹿を言っていても体は一つ・・・規格外に大きいのは認めるが一つしかない。
ということで1ヶ月ほど前に予約してあった服部天神の“ねいろかふぇ”へ松田アリ幸一さんのライブを聴きに行った。不精もんの筆者がそんな前に予約できたのは、ミオ完を聴きに行った時、トイレの壁にアリさんのフライヤーを発見。その場で予約したからだ。
ライブ前、前回行って気になった2軒先の居酒屋に入る。珍しい天ぷら屋の居酒屋さん。前回は10分しか居なかったのでビール2杯と枝豆しか食べてないが、愛想のいい親父さんが一人でやってる楽しいお店だった。今回は1時間前に着くが、17時過ぎにはジモティで満員。今天ぷら頼んだらケンカ売ってるかな?と尋ねたが、気持ちよく揚げてくれた(笑)。美味かったよ~。
ねいろかふぇに戻ったが、まだお客はほとんどおらず、筆者の体型を見てママさんが壁際の一人席に代えてくれた。さすがにデブじゃ大変とは言えないので『奥は女性Grの間ですから』と言ってくれたが、大丈夫。アリさんファンに若い女性はおらん(実際の発言はジェンダー上、かなり問題になるのでカット)と軽口を叩きながら移動する。真ん前の撮影ポイントとして最高の席だった。
暫くしてミオ完でご一緒した完ちゃんファンのご夫婦が来場。ここで会いますかぁ~と言う話になる。『私、ロックキャンディーズからのファンで』と言われ・・・ええ?ワシ、レコード持ってたけどアリさん居たの知らんゾ(笑)。ロックキャンディーズは確かチンペイ(谷村新司)がピン大に在籍中だった頃のバンド。帰ってWikiで調べたら、後期メンバーとしてベースでアリさんの名前が上げられていた。
アリさんは妹尾さんと並ぶブルースハープの先駆けになった人。実は妹尾さんも最初はベーシストだった、それも変態性の高いブルーグラス(笑)。なんか共通性がありそう。筆者は天野SHOさんが東京で民謡の朝崎郁恵さんのバックを務めた時に一緒だったアリさんを何度か聴かせてもらったが、最近はとんとご無沙汰中。
先日、京都のゴトウゆうぞうショーでこのバックの一人だったギターの城田じゅんじさんを久しぶりに聴いたが続くなぁ(笑)。そういや先日NHKの『新日本紀行』を見ていてどっかで聞いた声と思ったらクレジットに郁恵婆ちゃんの名を発見。ホントに続く時は続くもんだ。
この日はソロなので、ギターも弾いてくれた。凄いのはホルダー使ってもきれいにベンドしていたことだ。上手な方でもまずバンプ迄、ホルダーに付けてこんな正確にベンドする人を初めて見た。大抵が吉田拓郎風のフガフガ吹きになる。あれじゃ浅田美代子が逃げるよなぁ(笑)。
珍しい口琴。問題はハーモニカを口琴と和訳した人がいるため紛らわしい。英語のMouth Harpも10ホールを指す時があるし。筆者はアイヌ語のムックリを使うことが多いけど、今度は相手が判ってくれない(笑)。
楽しかったライブもGood Night Ireneの和訳バージョンを最後に終了。しつこい客は即拍手でアンコールを勝ち取る。アンコールの“この素晴らしき世界”で終わるかと思ったら『折角立ったんで、もう一曲』(笑)。お疲れさまでした。