退職後の健康診断を初めて受けることになった。本来なら去年の4月に受けられたのだが、申込書を見失い失念していたら・・2月末に出て来た(笑)。中身を確かめると2月中に予約し、3月中に受けないと受診権利を失うという。在職時代は面倒なのでとパスする奴が多かったが、まともに受けると数万円はかかる検査だ。これを捨てる手はないとギリギリで申し込む。
当然ながらバリウム検診があるのだが、僕は胃のどこかにバリウムだと怪しく見えるか所があり毎回引っ掛かっていた。30年以上前だが、駐在検診で初めてバリウムを飲んだ時などは『重度の胃潰瘍』と言われ、新婚旅行先からUターンさせられたほどである。(その時の顛末)以後、成人病検診を受けると毎回引っ掛かった。
と言う事は、まずバリウムという素晴らしく美味しいタコ焼きの生ダネ?を中ジョッキで飲まされた上に、胃カメラまで追加で飲ませられることになる。こりゃかなわんと言う事で、最初から胃カメラを選択するようになった。エグイ目に合うのは一度で充分だもんネ。
当時腹立たしいと思ったのは、いきなり胃カメラを選択すると保険が効かなかったことだった。バリウムで腫瘍らしきものを発見し胃カメラで確認するというストーリーなら総て保険が適用されるが、最初から胃カメラで受診すると保険適用外と言われるのだ。毎回胃カメラを指示したのはそっちだろうと言いたかった。
その内、飲み込むチューブが細くなっているのに気付いた。最初はガス管並みの太さだったのが、かなりスリムになっている。とは言え飲み込むのに苦しさがあるのは変わらずで、鼻風邪を引いていた時なぞは途中で怖気付き、喉に麻酔をかけてから中止を申し出たこともあった。なんか呼吸困難になる気がして・・・(笑)。
少し前、婆さんをホームドクター、いわゆる掛かりつけ医に連れて行った時に『今なら鼻からの方が楽ですよ』と教えられた。いくら細くなったからと言っても鼻からあれ、入りまっか??鼻くそほじるのに第二関節まで入れられるの子供だけですやん(笑)。『今は小指よりもっと細いです!!』とドクター。
ドクターの言葉を信じて鼻からにしてみる。消泡剤を飲むのは変わらないが、注射が無く麻酔もまずは鼻から。最期に喉の麻酔もするが、数分かかったのが1分で済む。チューブを見て『せんせ、アンタは正しかった』。なんとギターのシールド並みの細さになっている。技術の進歩を見たなぁ。
医師の手際はもう一つだったが、あっという間に先端は十二指腸まで到達する。一か所だけ妙なトコ(いつもここで引っ掛かる)があったので組織を採取したが、概ね粘膜はきれいなもんだと言われる。『念のため組織は検査しますがOKですね』とドクター。
ロッカーで着替え、鏡を見ると・・・バカボンパパがいた(笑)。鼻の穴に塗りたくられた潤滑剤が乾き、鼻毛がガビガビになって突き出てる。カッコ悪ぅ~(笑)。慌てて洗面所で鼻うがい?、洗浄後は毛抜きで処理。なにせ、この後デートなのだ。相手は若いぞ、小学校4年の女の子(爆)。
今回の検診は近所の大病院で受けたのだが、会社の診療所に比しサービスは満点。検査が一つ終るごとに、おねーちゃんが次の検査まで案内してくれる。こりゃ診療代かかるよな(笑)。最後に食事抜きで来た患者の為に、目の前の喫茶店で使える喫茶券までくれた。
100円足すとこれが食えた。でも、麻酔が効いてるので1時間半ほど待たないと飲み食い出来んのですけど・・・とゆーことで、わざわざ後日モーニングを食いに行ったワシ。『暇だなぁ、その日に食えよ!』・・・だからその日はデートだったって・・・しつこいな、ワシ(笑)。
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