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寿司屋にストーカー

最初、G藤さんに会ったのは銀座店だったと思う。刺身以外にも洒落た肴をさっと出してくれたのでその次も彼の前に座った。ここはチェーン店なのだが、客の顔をちゃんと覚えていて、それから何も言わなくても彼の前に案内された。僕だけでなく、馴染みの客はそういう風に決まった職人さんへ振り分けられていたように思う。

当時、といっても20年以上前だろうか、肴2~3品と酒、締めに握りを頼んで5千円位だったと記憶する。手ごろな値段だったが、季節のものや賄いメシまでと珍しいものを出してくれるので、このG藤さんをますます贔屓にするようになった。銀座店を初めとして、渋谷、大手町、日比谷、新宿、二軒茶屋と彼の行く先々を追う。こうなると一種のストーカーですなぁ(笑)

友人の娘、亜実が小学生の頃は子供の例に漏れず鮮魚がダメ。唯一食べられるまっとうなネタはエビだけだったので、ひたすらエビの手毬寿司を握ってくれたこともある。今連れて行けばきっと破産するまで食べてくれると思う。G藤さんが最後に異動したのは、相模大野。さすがにここまで行かれると、追っかけも辛くなり、行ったのは一回だけとなってしまった。

先週は久しぶりに新宿店で昼酒。G藤さんの消息を尋ねたところ、相模大野店を退職し、奥さんの実家を継いだと聞いた。残念。最後に彼の寿司が食べたかった。ここ新宿店はG藤さんの後輩だったK月クンが店長になっている。この日は若手の職人さんが付いてくれ、僕好みのものを何点か出してくれた。こっちも関東暮らしは後4ヶ月になったがこの子を贔屓にしてみるか。



↑ 冬の定番、ヒラメにブリ。大きなヒラメだったので縁側も付けてもらう。



↑ これも季節もん、フグの唐揚げ。骨センベイもいける。



↑ セコと呼ばれる香箱蟹。内子、外子共にたっぷり。蒸して出してくれた。



いつもの辛口に合わせてみた。どうも貧乏性のせいか、日本酒は吟醸でなく普通の純米酒が好みな私。



白子を頼んだら、いつものポン酢でなく焼きにしてくれた。香ばしくて美味い。





お任せで頼んだら、アジとゲソを出してくれた。アジの海苔巻はG藤さんも良く作ってくれたな。



締めのタイラギと玉子。当然ながらここに来るまでの多くの寿司を抜かしている。食うのに忙しく写している暇がなかったからだ(笑)
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