紅茶に浸したマドレーヌを食べて昔を思い出した人がいたが、中華街土産のフォーチュンクッキーを食って突如思い出したことがある。子供の頃、駄菓子屋でクジものがあった。薄紙を選び、舐めると何等かが浮かび上がってくる。ミョウバンで書けばそうなると聞いたが苦味はなかったなぁ。
このクジが怪しいんだ。記憶が定かではないのだが、確か一回10円で空クジは無く、スカ(外れ)でもタコせんべいが1枚もらえた。それが等数によって枚数が増え、上位は結構いいものが用意されていた。疑問とはこの上位、その中でも特等がいつも最後の方まで残っていたことだ。
確立から言って、毎回最後まで残るはずはないし、最初に当たる事だってあるはずだ。何かトリックがあったような気がしてならない。普通に考えれば、子供相手にそれはないと思うが、昔は子供をだまして商売する奴は多かった。縁日のカラフルなひよこが薄汚い鶏に変わるのは上出来な方で大抵はすぐに死んだもんだ。
縁日では矢印のついたルーレットのようなものを回して、指した商品が当たるというゲームがあった。後で聞いたが、軸に隠されたストッパーが付いており、胴元は任意の位置で止められたそうだ。(しかも両手をフリーにしておき、腰で操作すると言う芸の細かさだった)。あざといなぁ(笑)
今なら最後の方に特等が残った時点で大人買いしてやる。さぁどうやって誤魔化してくれるのだろうか?実際に今年の夏、夜店で1枚300円のクジを50枚近く買ってまったく当らなかったと警察に届けた人がいたそうだ。警官が残りを調べたところ空クジばかりで、このテキヤは逮捕された。
そもそも大人が欲しがるような景品付けるからいかんのだなぁ。子供だましは相手が子供だから通じるのだが、最近の子はそう簡単には騙されない。むしろこれだけ騒がれてもまだオレオレ詐欺に引っかかる年寄りの方が危ないと思う。そのうち年寄りだましという言葉が辞書に載るかもしれない。
コメント一覧
やっくん
ひげぼーず
やっくん
ひげぼーず
やっくん
最新の画像もっと見る
最近の「ひげぼーずのつぶやき」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事