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舌で確認

食い意地のせいだろうか、つい文章に書かれた食べ物の味を想像してしまう。ガキの頃読んだ小公女だったろうか。主人公がスイバでスープを作るのだが思わず『そんなもん酸っぱいだけで美味くないだろ』後でスイバは悪ガキが齧ったイタドリではないと知る。ヨーロッパではほうれん草のように使い、普通にスープの具にすると聞いた。

CWニコルさんが若い頃住んでいたエチオピアで食って美味いと言っておられたパンケーキのインジェラとシチューのワットが印象深かったが、朝日新聞社のアフリカルポ、松本仁一記者の『アフリカで寝る』『アフリカを食べる』を読んでますます食ってみたいという期待が高まる。大阪にレストランがあったので帰った時に行こうと思っていたが、どうも閉店したようだった。

その時に東京にもあることを知った。で、行ってみたのが中目黒のクィーン・シーバ(Queen Sheba)。セットメニューはほとんど2名様からなので誰かと行く方が良かったかも。組み合わせることは可能ですと日本語の上手な、というよりまったく訛りのない日本語を話すお嬢さんに勧められ頼んだのが ↓ これ。インジェラにいろいろ乗せてもらった。



シチューはチキンとビーフで両方ともかなり辛目。手前はシシカバブとサモサ。つまんで食べるように別添えのインジェラも頼んだらダボというパンもついてきた。↓ これはカリッと焼いてあり美味かった。で、肝心のインジェラはしっとりとしていて酸味があり、ちょっとそば粉のパンケーキに似た感じだった。



作り方はテフという1㎜程の細かい穀物を挽いて粉にしたものを水に溶いたものを保存、発酵してから薄く焼いたものだという。松本記者は実が小さ過ぎて食用には効率の悪い食べ物だが無くてはならないものと書かれていた。クレープとパンケーキの間と言ったらいいか。乳酸発酵の為酸味があるが、僕は好きな味だった。ネットで雑巾の匂いと書かれていたがまったくそんなことは無く、書いた人はWiki盲信者かも?



↑ 丸められたインジェラを伸ばし、小さくちぎる。やってみたかった、ワット(シチュー)をつまんで頂くというやつ。そのための別添えだが、料理の下にもひいてあり、全体でかなりのボリュームがある。最後はちょっと持て余した。↓



最後のエチオピアコーヒー、スパイス入りのモカだそうな。クローブの香は判ったが、何が入っているんだろう。変わった味だが嫌いではない。



では全景を一枚。左下は文庫本である。これと比較すれば大きさが判ると思う。はっきり言って腹パンパン。



楽しみにしていたハチミツ酒(ミード)のタッジは品切れだった。残念。

コメント一覧

ひげぼーず
ふみさん>

エチオピアのミードは写真で見るとオレンジカルピスみたいです。フラスコで直飲みするらしい(笑)残念ながらこの日は品切れです。

カルダモンですか、コーヒーのチャイ版(笑)。ここのコーヒーは癖のある味でしたけど嫌いじゃないですね。
ふみ
エチオピア料理おいしそうですね。ミードもあるんだ。
僕がUSで行っていた中近東料理屋さんのコーヒーはカルダモンが入ってましたよ。
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