増殖する券

もう手は出さないと誓ったのに、またやってしまった。サラ金だったら個人破産しているし、怪しげな薬であれば人間を辞めている頃だ。ま、違法行為ではないのだが、自ら止めようと思いながら止められないでいる。

それは映画の前売り券購入。どうしても見たくてプレイガイドで買う分には問題ないのだが、映画を見に行っては予告編で観たものをつい勢いで買ってしまう。それも１枚ならいいけど２枚、３枚。これでは映画を見るたびに増えて行き、終わらんではないか。前売りのNever Ending Storyてのは楽しくないぞ。

もっともぼーずにも言い訳はある。一つには映画が高過ぎるからで、アメリカ人に『１７ドル払ってダイハードを立ち見で観た』等と言った日には、馬鹿にされる事必須である。また、わざわざプレイガイドに立ち寄って券が無かった事もある。いきおい映画を見終わったその場で買う羽目になるのだ。更に言えば、映画館で購入すると何かしらのノベルティものがくっついてくる。これが楽しい。（エー年して景品に釣られるか？？）

ここで気を付けないといけないのは、券を買った事を忘れない事。基本的に、ぼーずはみみっちい性格なので、まだ前売りを無駄にした事はないが、最後の週になって慌てて観たことは何度かある。ま、この頃は空いていていいのだが、観忘れたら前売りを買った意味がない。

怒り心頭の余り『金、返さんかい！ワレ！！』と怒鳴り（但し、小声で・・気弱なもんで）散らし、こんな映画二度と観るかと心に誓ってもいつの間にか忘れてしまうという記憶力の乏しさが悲しい。

特に続きもんに多いのだ。スパイダーマンやファンタスティック４なんぞ、毎回この監督はアホかと言いつつも次作が来ると観てしまう。習慣とは怖しいもんだ。頼むからヘル=ボーイの続編は作らないで欲しい。（ま、１作目を見て次作の制作費を出す奴はいないと思うが）

先日、前売り券のストックを数えたらなんと５枚あった。今は３枚になっている。なんとかこのペースで行こう。この３作を観に行く時は予告編になったら目をつぶってしまおうと思っているのだが、どーだろう。