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若女将に乾杯(その1)

TVでは〇〇の老舗なんて特集が組まれるが、近所に限定する限り子供の頃から通っていた店はことごとく廃業しており、残ってるのは片手で足りる程だ。これから紹介する、京都四条河原町の“志る幸”もそんなお店の一つ。京都と言う土地柄が幸いしたのだろうか、京都の婆様に連れて行ってもらったのは小学生の時だった。もう顧客歴、半世紀を超える。

ここは一応汁の店と言う事になっているのだが、割烹と考えてもらえばいい。内装はちょっと変わっていて、店の中央が畳敷きの舞台??で、その縁がカウンターになり客は土間に置かれた椅子に座りこのカウンター囲んで、もしくはその外側に置かれた細い机のいずれかで食事をとる。普通の机や椅子は奥にある懐石用の部屋だけに置かれている。



通常の客はこの外側の机に座ることが多いが、僕はカウンターで酒を飲むことが多い。名物は上の利休弁当と呼ばれる塗りの八寸に肴を五種上部に並べ、下に物相で抜いたかやく飯が盛られているものだ。これに豆腐の白味噌汁が付くが、汁は有料で十種はある他の具と替えてもらえる。僕は生麩、落とし芋(ヤマトイモの擦りおろし)やシジミ(これは赤出汁で)を頂くことが多い。写真は柚子麩。

いきなりこの名物に行くと飲めないので普通は、刺身から行くのだが・・・マグリット展で京都を訪れたこの日はもうそろそろ終わりの岩牡蠣を頂く。



個人的に外せないのがここの出汁巻だ。冷めても美味いが、熱々もまた良し。地元愛好家の僕は通常、家では白鷹を愛飲している。ここは灘では甘めの白雪だが、冷だと甘味が薄れ料理に良く合う。



焼き魚は鮎にすることが多いが、この日は鯛カマ。炭火で焼いてくれるから最初にオーダーするのがコツ(笑)



箸休めは大徳寺麩の胡麻和え。変わった名前だが、某老衰評論家とは無関係で、生麩の醤油味を付けて揚げたものだそうな。ちょっと肉っぽい食感がある。



そろそろ締めに行こうかという時、一寸した事件が勃発。

ここに続く

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