カメラ大好きおばあちゃん

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中年太りとは‥?

2015年02月17日 | その他
2015年2月16日 毎日新聞 當瀬規嗣(とうせ・のりつぐ)札幌医科大教授

 中年太りと言う言葉があります。若い時にはスリムだったのに、年齢を重ねるとともに体重が徐々に増えてしまった状態で、 特有の体形になります。 足や腕はそれほど太くならないのに、 あご、首回り、胸、おなか、腰などが目立って太くなるのです。とりわけ、おなか回りは集中的に大きくなる傾向があります。こうして、 典型的な「中年の体形」が作られます。肥満とまではいかなくても、若い時に着ていたズボンやスカートに、体が入らなくなった中年の紳士淑女がおられると察します。
 さて、中年太りというのは、あくまで個人の生活習慣の問題で、だれもが太るというわけではない、とお考えの方も多いとおもいます。ところが、 そう楽観できないのです。
 厚生労働省が肥満度に関して年代別で行った調査(2012年国民健康・栄養調査)の結果をみてみましょう。興味深い数値が並んでいます。
 20歳代の男性で肥満と判定される人は15.2%ですが年代ごとに、割合は増えて、 40歳代で36.6%、50歳代で31.6%です。 女性では20歳代では7.8%だったのが、50歳代では21.6%に跳ね上がります。中年以降に太る傾向は、日本人共通の現象である可能性があります。
 原因ですが、中年になると、 若い時よりたくさんご飯を食べるからということではありません。ご飯を食べる量は、青年から中年にかけて、そう大きく違わないと思われます。実際、厚労省の調査では、20歳代から60歳代まで、1日当たり1900㌔㌍前後で推移しています。
 すると、中年太りの原因は摂取したエネルギーが消費されにくくなっていることが考えられます。一つは、 仕事や家事が忙しくなるので、運動不足になりがちだということです。ところが、同じ調査で、運動習慣を尋ねると、男性は20歳代より30歳代、40歳代の方が運動していないのですが、 女性ではむしろ中年の方が運動しているという結果が出ています。
 そこで、クローズアップされるのが、中年以降の体質の変化、いわゆる老化です。よく指摘されゆのは基礎代謝量の減少です。 人は生きていくだけでエネルギーを消費します。その量を基礎代謝量といいますが、 これが年を取るにつれて減少するのです。 消費するエネルギー量が減るので、 同じ量を食べると余ってしまうエネルギー量が多くなり、それが脂肪として蓄積されるのです。基礎代謝量が減少する仕組みとしては加齢性筋肉減少症(サルコペニア)が注目されています。
 人は、年を取るにつれ自然と筋肉が痩せてきて、 その分消費されるエネルギーが減るということです。サルコペニアを防ぐためには、運動習慣とともにたんぱく質を多く摂取することが推奨されます。
 運動してもなかなか痩せない、中年のあなた、低脂肪で高たんぱくの食事を心がけましょう。ササミ、豆腐、魚類がその代表格です。

私の通っている体操教室では、時々勉強会があってこの「サルコペニア」については、つい最近知ったばかりでした。たんぱく質が不足すると筋肉の減少(足腰の衰え)、免疫機能の低下(風邪が治りづらい)、精神安定に関わるホルモンの減少(落ち込むことが増える)、肌・髪・爪の老化(しわ・抜け毛)等々様々な不調が出るといわれています。


近つ飛鳥風土記の丘 (大阪)

2015年02月15日 | 写真
近つ飛鳥風土記の丘は日本を代表する群集墳「一須賀古墳群」を保存し、 貴重な文化財に触れ・学び・親しむ場として設置された史跡公園です。
29ヘクタールの園内には102基の古墳が保存されています。その内40基を整備し、見学できるようにしています。
春には梅や桜、秋には紅葉も楽しめる、緑いっぱいの史跡公園です。 そんな公園の中に平成の古墳といわれる、 安藤忠雄の代表作のひとつの「近つ飛鳥博物館」があります。
「近つ博物館」他については、2015年2月14日に「もののはじめblog」iinaさんが詳しくUPされています。

2012年3月上旬梅の頃に、近つ飛鳥博物館を訪れた時のものです。