お母さんは、すごくおしゃれな人でした。
いつも綺麗な服を着て、髪の毛をセットして化粧してた。
私も綺麗な服、欲しかったな。
着やすい服ばっかでシャッツとか短パンが多かったと思う。
小さい頃を思いだそうとすると、頭にもやもやした霧がかかってなかなか思いだせないのです。。数少ない写真をみて、ゆっくり思いだして書いています。
最近は、診療内科でPTSDにきく漢方を処方してもらっているから、思いだして泣いたりする事がなくなってきたよ。
道でお母さんに似てる人に会うと、思いだして体がすくんで逃げてしまう。
あの頃の辛い気持ちは覚えている。のどにボールがつかえてる感じがしてうまく喋れない。1日中、家では話をしなかったな。何か言うと、すぐに叩かれたから怖くて黙ってた。お母さん、私の言うことを聞いて!って思って話そうとしたら叩かれる、その繰り返しで、自分が空気になったみたいに感じた。
怒られないようにびくびくして、笑顔を身につけました。
小学校5.6年の時に自殺しようとしました。
学校でクラスのリーダーみたいな子に悪口を言われた。
もうどこにも居場所はないし、私が死んでも誰も悲しまない、生きていてもしょうがないと思った。
学校の一番上の階のベランダに行きました。
高くてこわかったけど、このまま生きていてもしょうがないから、早く楽になりたかった。
泣きながら、お母さん、お父さん、ごめんなさい。私は弱い子だから、たえれません。私が死んだら少しは悲しんで欲しいな。お母さんは泣き真似が上手いから、みんなの前でいっぱい泣くだろうな。
飛び降りようとしたとき、後ろから誰かが名前を呼びました。
同級生の高橋くん‥
学校でおちょくられて男子トイレに連れ込まれるけど、必死で逃げてた。普通に接してくれる男子。『やめろ!』って、羽交い締めにされてベランダのへりから下に落ちた。
私は「お願いやから死なせて!」って
ふりほどこうとしたけど全然動けない。
先生が気づいて走ってきた。
泣きながら、「もう死なせてほしい!」ってつぶやいた。