オランダ、アムステルダムのアンネのお父さんの会社で働いていた、ミープ・ヒースの手記。
『アンネの日記』に、ミープの名は、かなりの頻度で記されている。
アンネや隠れ家にいた人々にとって、匿ってくれるための、食料など、必要な条件をすべて賄ってくれた女性だが、アンネにとっては、外の空気を運んでくる大切な人であったろう。
アンネ・フランク一家を匿うにあたって、この女性の支援は、非常に大きく、また、アンネ一家が、連行された後、ナチスに家具など没収される寸前に、アンネが書き遺した日記を、いち早く発見し、密かに保管した。
長い間、沈黙していたが、このミープ・ヒースの手記は、『アンネの日記』を読む上で、また、当時のオランダの状況を認識する上で、必読の書と言える。
深町眞理子の訳が、とても良い。
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