ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ブラウナウ・アム・イン Braunau am Inn  ヒトラーの生まれた町

 
                    

 ウィーンから、電車で約三時間。
 地図でみると、ほぼ直線を西に向かいドイツとの国境になるイン河畔に、この町がある。
 人口17,000人の、美しい町並みの町である。
 八世紀あたりからのオーストリア最古の町らしい。

 写真右奥にイン川があるのだが、その向こうはドイツである。
 電車で約二時間でミュンヘンに着く。
 ミュンヘンは、ヒトラーが政治家としてスタートした町である。
 

 ヒトラー生家。 
 観光案内所で訊ねても、ヒトラーの家は知らないと、ぶっきらぼうに言われる。
 観光客やネオナチがたむろしないように、家の前は駐車エリアであり、バス停がある。

 現在、この家は市の所有になっており、市はネオナチの聖地化を防ぐために撤去の意向だというが、歴史保存地区にあるとかで、壊せずにいる。
 

              
     家の前に、アウトハウゼン強制収容所の石で作られたという記念碑がある。
     「平和、自由、民主主義のために、ファシズムを二度と繰り返さない。数百万の死の記憶」と刻まれている。


 こんな冗談をきいた。
 「ベートヴェンはオーストラリア人で、ヒトラーはドイツ人だ。」

 ここの町に住む人たちのまさに心境だろう。




 明日の〆切りに向けて、今のところ、快調!!

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