ウィーンから、電車で約三時間。
地図でみると、ほぼ直線を西に向かいドイツとの国境になるイン河畔に、この町がある。
人口17,000人の、美しい町並みの町である。
八世紀あたりからのオーストリア最古の町らしい。
写真右奥にイン川があるのだが、その向こうはドイツである。
電車で約二時間でミュンヘンに着く。
ミュンヘンは、ヒトラーが政治家としてスタートした町である。
ヒトラー生家。
観光案内所で訊ねても、ヒトラーの家は知らないと、ぶっきらぼうに言われる。
観光客やネオナチがたむろしないように、家の前は駐車エリアであり、バス停がある。
現在、この家は市の所有になっており、市はネオナチの聖地化を防ぐために撤去の意向だというが、歴史保存地区にあるとかで、壊せずにいる。
家の前に、アウトハウゼン強制収容所の石で作られたという記念碑がある。
「平和、自由、民主主義のために、ファシズムを二度と繰り返さない。数百万の死の記憶」と刻まれている。
こんな冗談をきいた。
「ベートヴェンはオーストラリア人で、ヒトラーはドイツ人だ。」
ここの町に住む人たちのまさに心境だろう。
明日の〆切りに向けて、今のところ、快調!!
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