搭乗のための通路から
長崎空港の風景。
搭乗し座席の窓から。
滑走路の向こうの、あの長い橋は、誰が渡るんだろう……。
眼下の長崎。
1945年8月9日。
長崎は雲に覆われていた。
B29爆撃機「ボックスカー」機長のチャールス・スウィーニー少佐は、爆弾投下を諦めて、グアムの基地に戻ろうかと思った瞬間、雲が切れその隙間から長崎市街が見えたという。
11:02 原子爆弾投下。
ふっと、気付く。
この眼下の長崎を、チャールス・スウィーニーも見たのだと。
トランジットの神戸空港到着。
機体のドアに接続するブリッジが近づいてくる。
旅する間に読んだ本。
八束澄子さんの『森と母と、わたしの一週間』
お母さんが、おばあちゃんが亡くなったと、実家の片付けがあると一人実家に残って半年も帰って来ないという話し。
実家は中国山地の山また山の中にある。
主婦であろうと、母であろうと、
人は、一人になって、静かに自分と向き合う時間が、必要なのだ、と私も思った。
もう少し、あと2.3日、旅の時間が欲しかった。
帰路の飛行機チケットを予約してしまったのが失敗。
帰路の飛行機チケットを予約してしまったのが失敗。
<追記>
ところでオランダ語の、「さようなら Tot ziens 」は、トッツインスの発音が近いと思います。