昨夜は台風がすごかったですね!今日は台風一過の晴れ間、猛暑になりつつありますが朝、出勤して、事務所は何事もなかったので安心しました。
さて、最近、われわれ設計者とか設計事務所って、一般の人からはどういう目で見られているのかなって気になる事がたまにあります。
普通の人は家でも建てない限り、日常生活する中で、あまり我々とは関わりをもたない事が多いですもんね。
昔、関わった、とある業種の店舗設計の施主様。その方にとっては業者選定にもこだわりがあるようで、私が計画する以前にまた違う設計事務所を1件断ってから、私に廻って来た仕事でした。
で、話を進める中で、どういう経緯で前の設計事務所を断わるに至ったか、という話になったのですが、驚いたことにその理由が、プレゼンに不満があったとかではなく、
「打ち合わせに来る際に、チャイルドシートの付いたファミリーカーで来た」という理由を挙げていました。
その方にとって、我々にのぞむことは、デザイン性が全てであり、常にカッコよくなければならないんだそうです。ちょっとした生活感であったり、野暮ったいものがみえたらガッカリするんだそうで、それを聞いた私は苦笑い・・・そういえば、当時は私も子供は小さかったし、自分の車にもチャイルドシートが付いてたのですが、たまたま仲介者の車に同行していたので、つっこまれないで済みました。にしても、身だしなみであり、立ち振る舞い、言葉づかいであり、必要以上に気を使った打ち合わせとなりました。
まぁ、結局は私も、そのお施主様とは気が合わず、流れてしまった仕事となったのですが、その考え方も極端ではあるけど一理あるな、と思ったことをすごく覚えています。
例えば、飲食店だって、店のファサード(外観)は集客の重要ポイントで、「店の味も美味しそうだな、と思える外観」もあれば「あまり食欲の湧かない外観」もあるでしょう。我々(設計者)はその外観を考える人だから、自分の外目を気にしていない人には任せられない、という考え方は、間違いではないからです。
もっと身近な事で言うなら、言葉は悪いですが、デブにダイエットを教わる気にはなれないでしょう??(笑)
ただ、この設計者とか建築士・建築家とかっていう人って、私が言うのもナンですが、ストイックな技術屋さんが多いですから、それほど話術に長けた人も居ないですし、その身なりも「デブ」「ハゲ」「オタク」みたいな人も少なからず居る気がします。(あ、同業者の方々、語弊があったらごめんなさいっ!)
私も、そうならないように、一時期よりは随分身なりを気をつけるようにしています!!(ホントに開業当初は酷かったなぁ・・・)髪もヒゲも日々、整えてはいますが、最近は、どうにも食べ物が美味しく、肉付きがよくなりつつあります。
そんなときは、「身なりも仕事を表す」という、こんな事例を思い出し、毎日、スポーツクラブで汗をかいています!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます