10月19日毎日新聞朝刊
時速194キロ「なぜ過失」
危険運転罪求め2万人署名
当時19歳だった少年は法定速度60キロの県道で、独BMW社製の乗用車を時速194キロで運転。対向車線で右折しようとしていた自動車と衝突し、相手を死亡させたとされる。事故について捜査を続けた県警は、元少年の運転について「制御困難な高速度」と断定し、危険運転致死傷容疑で送検した。その後、地検は「危険運転を認定し得る証拠がなかった」として、罪名を過失運転致死に切り替えた。危険運転致死傷罪の罰則の上限は懲役20年だが、今回のケースのような過失運転致傷罪での上限は7年となる。
東京都立大の星周一教授(刑法)は、今回の事例について「制御困難とは『車がコントロールできない状態』というのが法の趣旨と考えられ、ドイツのアウトバーンを走れる設計になっている外国車なら(194キロでの走行でも)コントロールを失った状態とはいえなくなっている」と指摘。「車がコントロールを失ったことを証明する証拠がない限り、危険運転の適用は難しいのではないか」とみる。
私見・・ドイツのアウトバーンを走れる設計になっている外国車ならコントロールを失った状態ではない
日本製の車だってドイツのアウトバーンは走れる車は多いいと思うし、アウトバーンに制限速度がないといつても、どの車もむやみにしにスピードは出してないと思う。戦後の復興期ならいざ知らず、外車の方が高速の制御安定性が高いとは一概に言えないし、車種や用途、消耗、劣化を考慮しないといけない。アウトバーンを走ったことはないが、制限速度を設定しなくとも、車との長い歴史の中で、自己で車を管理できる文化が根付いているのではないだろうか。スピードを出すことは、ある程度の車でアクセルさえ踏めば猿でも(猿を例に出して申し訳ない)スピードは出せるが、危険を感じた時に止まれる速度を維持することは、スピードを出す以上に困難だと思う。
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