介護の技術・知識のまとめ

研修で学んだこと、職場で経験したことなどをまとめた場所です

人間的・効果的なコミュニケーションの基本

2021-03-17 15:25:11 | コミュニケーション技術

人間的・効果的なコミュニケーションの基本

  1. 自分の内面を見直し、しっかりとした自己の概念を持つ
  2. 伝えたいことを明確に表現する
  3. 適切な自己開示および相手の自己開示の過程への理解を図る
  4. 相手の思いを聴く姿勢と技能を高める
  5. 自分の感情に気付き、それを認める
  6. 基本的な共感の応答を日常の介護に組み入れる
  7. 様々な質問の技法と役割に精通する

 


バイステックの7原則

2021-03-17 15:21:46 | コミュニケーション技術

ソーシャルワーカーがクライアントに個別にかかわる際の実践原則

  1. 個別化
    一人ひとりの遺伝や環境の因子に基づいた、あるいは人生経験に基づいた独自性を持った個人であるとして迎えられる権利とニーズを持っていることを的確に認識し理解すること
  2. 意図的な感情表出
    利用者のかかえる問題が部分的または全体的に情緒的なものである時に、利用者がそのような感情を表現したいというニーズを持っていることを認識すること
  3. 統制された情緒的関与
    利用者が自分の感情に対して、援助者から適切な反応を受けたいというニーズを持っていることを認識し、理解すること
  4. 受容
    利用者が生まれながらにして尊厳と価値を持っているという認識を持ち、利用者にこのようになって欲しいと望むのではなく、利用者を現実のあるがままの姿で把握し、接すること
  5. 非審判的態度
    自分の役割について、利用者を非難したり問い詰めたりすることではなく、援助することであると自覚すること
  6. 利用者の自己決定
    利用者は問題解決の方向などを自分で決める権利とニーズを持っていることを認識すること
  7. 秘密保持
    面接の中で明らかにされる秘密の情報を他人に漏らさないこと

 


SOLER理論

2021-03-15 16:36:13 | コミュニケーション技術

SOLER理論:あなたに関心を持っていますよ、ということをごく自然に伝える身体面の動作

G.イーガンが提唱

 

S(Squarely)利用者とまっすぐ向かい合う

  • 対面する(横並び、前後ではない)
  • 適切な距離を取る(手が触れる程度の距離)
  • 全身が見える距離

O(Open)開いた姿勢

  • 腕や脚を組まない
  • 耳を傾ける

L(Lean)相手に少し身体を傾ける

  • 少し前かがみになる
  • 反り返らない
  • 話の展開によって傾きを変える
  • 直立不動にならないように

E(Eye Contact)適切に視線を合わせる

  • 視線の方向は、見下ろさず、のぞきこまず
  • とがめるような、批判するような視線を送らない
  • じっと見つめ過ぎないように、適度に視線を外す

R(Relaxed)リラックスして話を聞く

  • 自分の緊張を伝えない。深呼吸など、呼吸を整える工夫を
  • 相手の緊張を受け止める。呼吸を合わせながら自分が落ち着いていくと、相手も呼吸を整え和らいでいくことができる
  • くだけすぎない(節度ある態度で接する)

 

相手の反応が悪い時は、自分のSOLERを考え直してみる

→自分のコミュニケーションの知らない部分・クセを知ることができる