ベリカ(渡辺梨加)、ベリサ(渡邉理佐)……次は“ベミホ”だ!
けやき坂46(通称:ひらがなけやき)の主演ドラマ『Re:Mind』(テレビ東京/19日スタート、毎週木曜 深夜1:00)に2期生から唯一、渡邉美穂(わたなべみほ・17)が出演する。8月にけやき坂46に加入したばかり。2期生9人によるオーディションを勝ち抜き、いきなりドラマ出演を果たす“ベミホ”って一体どんな子?―――モデルプレス独占インタビューで素顔に迫った。
― 選ばれたときの心境を教えてください。渡邉:初めてのお仕事がいきなりドラマのお仕事だったので、不安もあったんですけど、でも決まったからには精一杯頑張ろうと思って覚悟を決めました。
― 不安と喜びはどちらの方が大きかったですか?渡邉:不安の方が大きかったと思います。先輩メンバーの方やスタッフの方々のなかに一人で飛び込むのは本当に心細かったです。
― 自分ではなぜ選ばれたと思いますか?渡邉:わからない…埼玉に住んでいるからですかね(笑)。撮影している場所がわりと近くて…たぶん近いから、こいつでいいや、ってなったんです(笑)。
― いや、そんなことはないはず(笑)。撮影はいかがですか?渡邉:まだそれほどシーンが多くないので、なんとも言えないです。でもセリフを読むだけではなくて、こういう行動する時って絶対にこうするな、とか考えながら頑張っています。
どんなところを知ってほしい?
― けやき坂46に加入してまだ日は浅いですが、今、なにに戸惑うことが多いですか?渡邉:ありがたいことに、思っていたよりたくさんのお仕事をいただけているという感じ。それに加えて歌とダンスのレッスンもあって。でもこれからもっと忙しくなると思うので…頑張ります!
― 今回、けやき坂46の2期生オーディションにはなぜ応募したんですか?渡邉:欅坂46さんが大好きで、あと今、高校3年生なんですけど、進路にすごく悩んでいて…。その時にオーディションを見つけて、大学に行くという道ではなくて、少し違うことをやってみたいと思って応募しました。
― 他の2期生メンバーを見てどう思いましたか?渡邉:みんな本当に可愛いんです。でもバチバチという感じではなくて本当に仲良し。新メンバー9人みんなで頑張っていこうねっていう雰囲気です。
― よく話すメンバーは?渡邉:みんな話すんですけど、特に話しやすいのは小坂菜緒と富田鈴花です。
― 憧れのメンバーはいますか?渡邉:長濱ねるさんです。
― これから一気に注目が集まってくると思いますが、渡邉さんのどんなところを知ってほしいですか?渡邉:明るいところですね(笑)。あとはう~ん…運動神経には自信があります。バスケを10年間やっていたので。キャプテンで県大会にも出ていました。
― ちなみにポジションは?渡邉:ポイントガードです。
ベリカ、ベリサ…“ベミホ”に本音
― ファンの間では渡邉さんのことを、ベリカ(渡辺梨加)、ベリサ(渡邉理佐)に続いて“ベミホ”って呼んでいます。欅坂46のモデル2トップに並んで呼ばれる心境はいかがですか?渡邉:そう呼ばれているみたいで…本当に申し訳ない気持ちです(苦笑い)。Wワタナベのビジュアルがもう美しすぎて…私をそこに入れるのはちょっと止めた方がいいと思います。これに関してはやっぱり、ごめんなさい、としか言えないです…同じような系統で並べてしまうと格が違いすぎます(苦笑い)。
― なるほど(笑)。ではメンバーからはなんて呼ばれていますか?渡邉:美穂ですね。生まれてこの方あだ名をつけられたことがなくて…そこは悩んでいます(笑)。
美容を聞いたら…ちゃんと答えられない(笑)
― モデルプレスには美容に興味のある読者が非常に多いんですけど、日頃から意識していることはありますか?渡邉:私が美容のことを語っていいんですか?
― ぜひ語ってください!渡邉:頑張ってますよ、私!最近は料理にハマっていて…自炊した方がいいんですよ本当に!タンパク質!本当に摂った方がいいです。わかりますか?卵とかお肉とか……ちょっとなにを言ってるんだ私は(笑)。
― …とりあえず聞きましょう!渡邉:このお仕事はやっぱり見られる仕事だなって思うので、私自身、今、一生懸命ダイエット中です。ただ無理はしない方がいいと思うんです。ダイエットはするにしてもちゃんとご飯を食べた方がいいなって…なにを言っているんだ私は(笑)。
― わりと普通の話だったような…(笑)ちなみに自炊はなにを…渡邉:ブロッコリー……を茹でる!
― (笑)。実家に住んでいますか?渡邉:実家です。でも自分でご飯を作ります。
― …ブロッコリーを?おかずは…(笑)。渡邉:それで言うとグラタンが得意です!豆腐グラタン!
― それはすごい!実はなんでも料理は得意?渡邉:でも私、基本は不器用なんです…。ただそれが嫌で、17歳にもなったし、ちょっと大人にならなきゃと思って、最近は家事をやるようになりました。努力です!なにごとも!
― 好きな食べ物も豆腐グラタン?渡邉:いや、ラザニアです(笑)。そういえば最近、ゆでたまごも好きです。
― オーディション時から痩せたようにも見えます。渡邉:周りからはオーディションに受かった時より痩せたって言われます。でも自分ではわからないんですよね。
― 太りやすい体質ですか?渡邉:そうなんです…。昔からがちがちの筋肉質で…やっぱりバスケを10年やっていたっていうのもあって。
― それより美容についてはもう語らなくて大丈夫ですか?渡邉:いや…私みたいなやつが美容を語ったって、お前がなにを言っているんだってなる…。守屋(茜)さんが語るのとはわけが違う(苦笑い)。
キャッチコピーは早くも封印?
― 『欅って、書けない?』(テレビ東京系/毎週日曜 深夜24:35)で披露したキャッチコピー(※1)も話題です。渡邉:それはダメなやつです…もう封印したい。調子に乗ってアンケートを書いたら使われちゃった…(苦笑い)。
(※1)埼玉が生んだ怒涛の起爆剤!渡邉美穂です。みんなの起爆スイッチを押してやる~!
― (笑)。渡邉:でもなんて言えばいいんだろう…。私は明るい人間なので、そういう私を見て元気をもらっていただければ嬉しい。私は皆さんに元気を与えていけるような人になりたいので、そういうところは出していけたらいいですね。
― 楽しそうですね(笑)。私まで楽しくなってきました。渡邉:一人で勝手に楽しくなれるんです。珍しいタイプですか?
― 欅坂46には少ないタイプかもしれないです。渡邉:革命を起こせるように頑張ります!
“やばい人ってバレる”
― 夢はなんですか?渡邉:ホラー映画に出てオバケ役をやりたいです。
― オバケの方だとなかなかないような…。渡邉:ないですか…ゾンビとかやりたいんですけど…。友だちにゾンビのモノマネをしたら似てるって言われたことがあって。だから特殊メイクを施したら絶対になれると思うんです。
― そうしたらもう渡邉さんって気づけないかもしれないです(笑)。渡邉:でも最後のクレジットに名前は出るから…(笑)え、出てたの?ってなりたい!
― (笑)。渡邉:(スタッフさんの「やばい人ってバレる」の声に(※2))もっとおしとやかキャラの方がいいですか?私、そっちもいけます!今から変えます!やり直しても大丈夫!
(※2)『欅って、書けない?』初登場時にMCの土田晃之より「また1人ヤバい子が入ります」とさっそく言われた経緯もあり。
― (笑)。次に会う時は全然違う人になっているかもしれませんね。渡邉:でもありのままを出さないと親に怒られるんです。オーディションでSHOWROOM(ショールーム)の配信をやった時、猫をかぶりすぎて親に気持ち悪い、お前はこれからあのキャラでずっとやっていったら病むぞ!って言われて(笑)。
― なるほど。とりあえず次に会う時を楽しみにしています。けやき坂46の活動で楽しみにしていることはありますか?渡邉:コンサートも楽しみですし、握手会で実際にファンの人と触れ合ったりも楽しみです。
夢を叶える秘訣~ストイックな素顔~
― 今回、けやき坂46の2期生オーディションに合格という夢を叶えたわけですが、夢を叶えるためにはなにが必要だと思いますか?渡邉:私がそんなことを言っていいですかね…。
― 大丈夫です!渡邉:そうですね、なにごとも継続だと思います。今回、オーディションを受けるためにダイエットをしてだいぶ体重を落としたんです。食事制限と運動。運動が好きなのでとにかく走っていました。毎日夜、7キロくらい。本当に必死でした。
― すごい…。渡邉:これまで別のオーディションも受けていたんですけど、いつも落ちていて。このままではダメだ、なにかを変えないといけないと思った時に、まずは痩せないと始まらないって思ったんです。
― 食事制限はどれくらいしたんですか?渡邉:夜ご飯は食べないようにしていました。それか朝と夜はヨーグルトだけとか、炭水化物は抜いたりとか。
― 渡邉さんが合格を勝ち取った理由がわかった気がします。これからいろんな可能性があるなかで、今のところ夢はゾンビ役だけですが大丈夫ですか?(笑)渡邉:バラエティも出てみたいです。すみません、ゾンビ役だけだとちょっとおかしいですよね(笑)。あとは……お洋服が好きなので、そういうお仕事もできるならしてみたいです。おこがましいんですけど…すみません、本当に…。
― 夢は大きい方がいいと思います。専属モデル目指しましょう!ちなみに普段はどんなファッションが多いですか?渡邉:カジュアル。ワンピースなどの女の子っぽいものよりボーイッシュな感じが多いです。白と黒が好きでコーディネートを考える時はそれを取り入れるようにしています。雑誌は『mini』が大好きで昔からよく読んでいます。
― では最後にドラマの意気込みをお願いします。渡邉:今回、重要な人物として出させていただいているので、与えられた役の気持ちをきちんと汲み取って演じたい。演技は未経験ですが、先輩方の足を引っ張らないように、最後まで頑張りたいなって思います。
― ありがとうございました。
インタビューメモ/“起爆スイッチ”を…
まだ媒体の取材も数回程度ということで、最初はかなり緊張していたが、美容の話を聞いたあたりから徐々に素顔がかいま見えてきた。とにかくずっとニコニコしていてこっちも思わず笑みがこぼれてしまう。ドラマの撮影現場でも1期生をはじめスタッフからとても可愛がられているようだ。無邪気も度を越えるとプロ意識の欠如を指摘されるかもしれないが、彼女のストイックさに頭が下がることはインタビューからもわかっていただけるだろう。オーディションからずっと見てきた関係者も「オーディションから1ヶ月ほどでさらに絞ってきた。本当にびっくりするくらい。プロ意識を持ってガラッと良い方向に変わってきたので、すごいなと思っています」と期待を寄せた。
撮影でもまだまだポージングはぎこちなかったが、レンズを向けた時はスイッチが入ったかのように表情を作る。まさにフォトジェニック。モデルプレスのロゴボードには「これずっと持ってみたかったんです!」と目をくりくりさせ、ハイテンションでいろんな笑顔を見せてくれた。編集部一同メロメロで“埼玉が生んだ怒涛の起爆剤”にさっそく“起爆スイッチ”を押されたかも……(笑)ということでモデルプレスは“ベミホ”のこれからを応援せずにはいられない。