北軽井沢・南木山物語 南木山別荘地の生い立ち 2015年07月24日 | 北軽井沢のチロル風の赤い三角屋根の別荘 話は今から45年前にさかのぼる、舞台は北軽井沢の南木山。 植林されてから10年位の若いカラマツ林の山だ。 朝日国三郎は北軽井沢の町はずれにある広い野原に立っていた。 ここからは南木山(なぎさん)がいくつもの連山で成り立っていることが解る 国三郎は望遠鏡を細い皮ひもで首からつっている。 その望遠鏡を眼にあてて熱心に南木山を見ている。 彼が見ているのは南木山の中で、もっとも北軽井沢の町に 近い南斜面いったいだ、性懲り見なく望遠鏡で見続けている。 国三郎はこの南木山の四季を頭に描いていた。 つづく