人の世

纏わり付く 煩わしき絆断ち切りて 残り少なの人生 歩みたし

明けきらぬ朝

2023-09-02 07:30:59 | 自小説

 

 

 

明けきらぬ朝

 

 

朝の陽射しが 輝き始める

陽の昇りくる 夏の朝

緑はキラキラ 輝きを増し

渡る風は 爽やかに

今日一日が この輝きのように

素晴らしきを 予感せり

窓を 開け放つ

清々しき生気 肌に触れ

窓という窓を 開け放し

生気を 招き入れる

私は浴びる 生気を

全ての生気を 吸い取るように

爽やかな 爽やかな

清々しい 生気

私は生気に 委ねる

私は生気に 身を委ねる

私は生気に 身を任す

全てを浄化 するように

身も心も 浄化する

汚れを洗い 流すように

透き通るまでに

生気の精と なるまで

生気の精と なって

ふわふわと 浮いていたい

軽く軽く なって

透明のように なって

そんな 夢みるような

まだ浅き 夏の朝

椅子に 横たわり

静寂の中に 身を横たえて

生気に 抱かれる

 

 

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