中国 九塞溝・黄龍の旅
隠遁生活
わたしは 隠れ住みたい
全ての 音から
情報から 人からも
どんなにスッキリ するだろう
すべての 煩悩から遁れ
仏陀の目指した 無明の世界へ
求めし安寧
今は 苛立ち
このまま朽ちるを 待つのみ
そは 苛立ちなり
世に 重荷となりて
生きる肩身の 狭さ
お荷物 となりて
連綿と生きる 苦しさ
願いし 心の安寧
それは 苛立ちなのか
並走し 何方が速いか 競ってる
ランクル同士 サハラ砂漠で
シャウエン 夢か幻 彷徨いて
我に返るや バスの車窓
国営の 大きなビルは 真珠店
ツアー客を 呼び込むチャイナ
テレビ塔 スクっと聳ゆ 山の上
大連の街 見下ろすように
赤い街 マラケシュには 溢れてる
人・車・馬車 混然一体
二連泊した このモンティエン・リバーサイドホテル!
26階だったので 眺めは抜群なの
昨日は胃の調子が良く無かったので ルームサービスの小さな
バナナ3本も 食べる気がしなかったの
今朝になって やっと食べたわ
このホテルは 部屋も広くて お風呂の浴槽もゆったりしてるし
シャワーも有るの
一人で過ごすには 十分満足だったわ
それに何と言っても 洗面台が広くて・・・
わたしが気に入ったのは 大きな机が二つも有って 書き物を
するには最高!って事ね
朝食は 昨日と同じホテルのレストラン・・・で
メニューは全く同じだっわわ
日本だと 違う所も有るけど・・・
でも わたしは デザートを抓む程度だから 構わないけど
今日も 暑くなるでしょうね
出来るだけ涼しい服装で 出かけなくちゃ
でも お寺によっては 肌を晒せない所が有るから 気をつけ
ないと
我が人生
成り行き任せの 我が人生
行く先無きまま 漕ぎだした人生
流れ流れに 身を任せた人生
ゆられゆられの 我が人生
未だに漂着の 宛も無し
不完全燃焼の人生
何もせぬままに 執着近し
振り返りても 何も無し
我が人生 何だったのか
もっともっと 燃えるような人生
そんな人生だったら・・・と
燃え滾るような
煮え滾るような
そんな人生 送りたかった
挟みこむ 大迫力 見る者の
度胆貫くや トドラ渓谷
上海 人出多きや 日曜日
外灘周り 人溢れてる
ロケ地にも 静かな大連 住宅街
幸せ家庭 イメージして
有り有りや 命を繋ぐ 執念が
砂漠一面 井戸掘る跡に
酒汲みて 何を語らい 過ごしてや
寛ぐ耦園 載酒堂の間
これは大きな 涅槃仏像だわ
黄色い布を纏って 横たわっている・・・
建立された当時は 大きな堂の中に有ったんです・・・って
仏塔は頂上が無くて 周りを沢山の座仏像が並んでるの
それにしても 仏像って 頭が炎のように尖ってるわね
ここには 本堂が有って タイ国内の人も参拝に訪れるんですって
細長く高い仏塔が目立つわ
このワット・ヤイ・モンコンは アユタヤ王朝時代 日本では
室町時代に 建てられたんですって
真っ白な仏像に 黄色い釈迦像が 目を引くわ
如何して タイの仏様って 寝てるのが多いのかしら
行く寺院寺院に有るのかしら・・・ね
このアユタヤは昔 山田長政で知られるでしょう
日本所縁の地「日本人町跡」も有るらしいわね
アユタヤは 今回のツアーでは 三ヶ所だけしか訪れなかったの
出来たら もう一日ぐらい居て ゆっくり見て回りたかったわね
わたしは臆病者
わたしは 怠け者
全てが 億劫
自分で為す事 する事
すべてが 億劫
すべてが 面倒
なんて わたしは怠け者
億劫なこと 面倒なこと
避けて 避けての 人生
人の事など とてもとても
煩わしきは 全て避け
ただただ 逃げの一手
いつもいつも 避けるが勝ちで
過ごしてきました 一生を
顔を出す 地平線に 太陽が
万物霊長 すべて闇の中
フナ広場 夜の喧噪 知らぬげに
静かに時の 過ぎるを待てり
参道の 門前市を為す 恵山寺
そぞろ歩きも 休憩するも
人多し 憩う市民に 旅人と
北稜前 長閑な陽射し
思わすや 塗りたてペンキ 注意書き
思わず見つむ 観光客
これが有名な仏塔・・・ね!
菩提樹の茎が絡んで 切り落とされた仏頭の首を持ち上げてるのは・・・
ビルマ軍が アユタヤを侵略した後 切り落とされたんですって
周りには 頭を切り落とされた仏像が あちこちに・・・
数多の仏塔や仏像は かって黄金色に輝いてたらしいの
それにしても この茎に挟まれた仏様の顔の 穏やかな事
心が安らぐわ・・・ね
このワット・プラ・マハー・タートは 元々仏舎利納骨の為に造られた
お寺なんですって 14世紀に・・・
このワット・プラ・マハー・タートも ビルマ軍によって破壊されたん
ですって
でも 寺院の中心の仏塔の基礎は 今も残ってるの
中心のコーン型仏塔を 小さなコーン型仏塔や尖塔型仏塔が囲んでるわ
東南アジアの寺院を廻ってると ガルタ像に出くわすわね
一部が人間の姿をした 大鳥の・・・