B型オバさん独り言ちる

トンネルの森

「トンネルの森 1945」 角野栄子著
太平洋戦争中、西田イコは小学生になった
本の好きな女の子、イコの目を通して当時の様子が
うかがえる

大人はみんな、こんなご時世だから~ 戦争だから~
日本には神風が吹くから~日本は大勝利をする・・・と、
みんな日本は勝つと、言っている
イコは、面白いことが起きそうだと、ウキウキする

お父さんが新しいお嫁さんをもらったから、
その人は私のまま母
物語の中では、まま母の娘はかわいそうな女の子
私もかわいそうな女の子なのかしら~それも魅力的!!

疎開したから、学校へ行くには脱走兵が逃げてきたという
森の中の暗い木々のトンネルを通らなければならない
少しでも気持ちを上げようと、おまじないを口にして
走り抜ける

東京に爆弾がいっぱい落とされた
ラジオでは、空襲はあったけれど被害はそれほどでもないと
伝えている

情報統制され、食べるものも少なくなっても
懸命に生きた人たちは、戦地に赴いた兵隊さんだけでは
なく、この時代を生きたすべての人々なんだと思うと
せつない気持ちになる


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