「図書館のお夜食」 原田ひ香著
東京の郊外にある、夜7時から夜中の12時まで開館
置いてあるのは、亡くなった作家の蔵書だけ、貸し出しはしない
すごく変わった図書館
その食堂で出されるお夜食は、本に登場するお料理と、
なんとも楽しげな・・・
スタッフの年配の女性の「私は本が読めない」は、
個人的に共感してしまった
以前は熱中して、その本の世界観にどっぷり浸っていられる
何とも言えない充実感が味わえたのに
60過ぎには集中して以前のように読めないと、悩んでいた
すごくわかる気がする!!
私は本を読むのが好き、でも時々登場するこの人は誰の何??
とか、読んでいても情景が浮かんでこないとか
すごく共感したところがあったのになんだっけ?とか
不安だらけになることがある
(もう、自称読書好きは卒業かなとも・・・)
でも、小説の中でそのことが取り上げられたということは
少なからずそういう経験をした人がいるのかもしれないと
勝手に解釈してみることにした(笑)
この図書館の謎めいたオーナーも素敵だわ!