⑧顔の見える年金基金
国の年金の代行分と企業の功労報奨的退職金によって組成されていた厚生年金基金の年金は、もともと上述してきたとおり構造的に統制色の強い制度でしたのであります。それに加えて30年余も経過すれば、制度は官僚的にならざるを得ないでありましょう。ここは、厚生年金基金は抜本的に<人様のお金>の要請に基づき自らの統制色を拭い去って制度インフラの面で「顔の見える厚生年金基金」に変貌する必要がありますし、そういう社会的要請を受けていると言えるでありましょう。併せて、行政と企業の片隅にひっそりと生き延びてきた境遇を自ら改め社会に対して情報発信の<発言する基金>に変貌し「顔の見える年金基金」たるべきでありましょう 。
更に、この延長線上に、積み上がったストック(60兆円、半分は代行分)の<人様のお金>の資産保全、並びに時価資産の極大化等を達成すべく、つまり受託者責任の最良執行を達成するために、革命的な基金経営のトータル・プランを確立することが求められるでありましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/8b/e8a0963fe04570f1c4899e05e39324df.jpg)
・日本の年金積立金、ほぼ280兆円の<人様のお金>にたいして、基金は効率的な資産運用のモデルを提供すべき水先案内人の位置にいます。
・平成11年度の基金平均の資産運用利回りはおおよそ12%であったようですが、280兆円の<人様のお金>に乗じると33.6兆円の資産運用収益が想定されます。対GDP比7%程になります。
・同じく、基金の代行分30兆円に予定利回り5.5%を控除した残余の6.5%を乗じると平成11年度の実収益は2兆円弱となります。代行返上ができなくなるほどの金額であります。返上論者はこの事実を何と考えるのでしょう。
・<人様のお金>は効率市場達成のインセンティブを持っています。更に、統制を排除し、イニシアチブを奪い取るインセンティブを併せ持っています。
・基金は、市場に対して効率市場形成に向け発言すべきですし、資産運用機関等に対しては良質な金融サービスを要請すべきです。これが受託者責任を果たすうえで最重用課題です。
・過去に再々見られたことですが、アンフェアであったり、政府のPKOに協力したりするような運用機関等に資産運用を委託することは受託者責任の観点からは排除されるべきことと認識すべきです。
・市場にアン・フレンドリーであったり、株式持ち合いにより流動性を疎外したりする個別銘柄には投資できないことを鮮明にすべきです。或いは、ちなみにROE5%以上かつPER30%以下の株式でなければ投資しない程度の基金の資産運用ポリシーが必要です。
・厚生年金基金は30年余の経過のすえにすっかり官僚的になっている部分(例えば、「顔の見えない基金」と言われる制度的インフラ)を、全面的なディスクローズによって顔の見える状態に改めなければなりません。
・基金は、Web等を使って、髄時に、加入員等に財政情報を提供し、個人に年金額を示すなどして、あるいはハイブリッド等の刷新を加えることの更に向こうに望見されるものによって「顔の見える基金」に変貌すべきです。
ロッキィーズ物語
20 2000年夏の高校野球
ロッキィーズ卒業後も中学・高校と野球を続けた少年たちは数多くいたが、チー
ム最後の優勝経験をした少年たちが今年は高校3年生で、4人が出場するとN部長
から連絡があった。
全国最多の207校出場、最大の激戦地、神奈川県の夏の大会が始まった。鎌倉
学園のH、慶応高校のS、湘南高校のMとS達の活躍を期待して、コーチ達の追っ
掛けもこれで最後となるのだろう。
終り
・基金は、過去の蓄積された経験、資産運用のインフラ・ノウハウ等を加入員等に資産運用啓蒙の一環として提供すべきです。
・基金は、インハウス運用等の資産運用モデルを確立し、日本の資産運用文化にフロント・ ランナーとして貢献すべきです。
・基金は、<人様のお金>の機関投資家として、政府・行政・市場・企業・業者等に活発に前向きな発言をすべきです。倫理の方向付け、市場活性化の推進、人心の刷新等々が可能な資質を持っているのです。社会・経済のインフラストラクチュア組成に貢献できるパワーを秘めているのです。
国の年金の代行分と企業の功労報奨的退職金によって組成されていた厚生年金基金の年金は、もともと上述してきたとおり構造的に統制色の強い制度でしたのであります。それに加えて30年余も経過すれば、制度は官僚的にならざるを得ないでありましょう。ここは、厚生年金基金は抜本的に<人様のお金>の要請に基づき自らの統制色を拭い去って制度インフラの面で「顔の見える厚生年金基金」に変貌する必要がありますし、そういう社会的要請を受けていると言えるでありましょう。併せて、行政と企業の片隅にひっそりと生き延びてきた境遇を自ら改め社会に対して情報発信の<発言する基金>に変貌し「顔の見える年金基金」たるべきでありましょう 。
更に、この延長線上に、積み上がったストック(60兆円、半分は代行分)の<人様のお金>の資産保全、並びに時価資産の極大化等を達成すべく、つまり受託者責任の最良執行を達成するために、革命的な基金経営のトータル・プランを確立することが求められるでありましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/8b/e8a0963fe04570f1c4899e05e39324df.jpg)
・日本の年金積立金、ほぼ280兆円の<人様のお金>にたいして、基金は効率的な資産運用のモデルを提供すべき水先案内人の位置にいます。
・平成11年度の基金平均の資産運用利回りはおおよそ12%であったようですが、280兆円の<人様のお金>に乗じると33.6兆円の資産運用収益が想定されます。対GDP比7%程になります。
・同じく、基金の代行分30兆円に予定利回り5.5%を控除した残余の6.5%を乗じると平成11年度の実収益は2兆円弱となります。代行返上ができなくなるほどの金額であります。返上論者はこの事実を何と考えるのでしょう。
・<人様のお金>は効率市場達成のインセンティブを持っています。更に、統制を排除し、イニシアチブを奪い取るインセンティブを併せ持っています。
・基金は、市場に対して効率市場形成に向け発言すべきですし、資産運用機関等に対しては良質な金融サービスを要請すべきです。これが受託者責任を果たすうえで最重用課題です。
・過去に再々見られたことですが、アンフェアであったり、政府のPKOに協力したりするような運用機関等に資産運用を委託することは受託者責任の観点からは排除されるべきことと認識すべきです。
・市場にアン・フレンドリーであったり、株式持ち合いにより流動性を疎外したりする個別銘柄には投資できないことを鮮明にすべきです。或いは、ちなみにROE5%以上かつPER30%以下の株式でなければ投資しない程度の基金の資産運用ポリシーが必要です。
・厚生年金基金は30年余の経過のすえにすっかり官僚的になっている部分(例えば、「顔の見えない基金」と言われる制度的インフラ)を、全面的なディスクローズによって顔の見える状態に改めなければなりません。
・基金は、Web等を使って、髄時に、加入員等に財政情報を提供し、個人に年金額を示すなどして、あるいはハイブリッド等の刷新を加えることの更に向こうに望見されるものによって「顔の見える基金」に変貌すべきです。
ロッキィーズ物語
20 2000年夏の高校野球
ロッキィーズ卒業後も中学・高校と野球を続けた少年たちは数多くいたが、チー
ム最後の優勝経験をした少年たちが今年は高校3年生で、4人が出場するとN部長
から連絡があった。
全国最多の207校出場、最大の激戦地、神奈川県の夏の大会が始まった。鎌倉
学園のH、慶応高校のS、湘南高校のMとS達の活躍を期待して、コーチ達の追っ
掛けもこれで最後となるのだろう。
終り
・基金は、過去の蓄積された経験、資産運用のインフラ・ノウハウ等を加入員等に資産運用啓蒙の一環として提供すべきです。
・基金は、インハウス運用等の資産運用モデルを確立し、日本の資産運用文化にフロント・ ランナーとして貢献すべきです。
・基金は、<人様のお金>の機関投資家として、政府・行政・市場・企業・業者等に活発に前向きな発言をすべきです。倫理の方向付け、市場活性化の推進、人心の刷新等々が可能な資質を持っているのです。社会・経済のインフラストラクチュア組成に貢献できるパワーを秘めているのです。
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