国立西洋美術館前にある「地獄の門」をじっくり鑑賞してみた。
地獄を表現したにしてはちょっとちがうかな、と思ってはいたけれど、かえって調べてみたら、
ダンテの「神曲」の中の地獄変にヒントを得て、地獄に堕ちた人々を審判官が見ている情景を作品にしようとした。
門の中央上部には「詩作にふけるダンテ」を配置するつもりだったが、それが一人の人間の思惟する姿に代わっている。このように1917年に亡くなるまで、 ロダンは幾度も修正を加えながら制作を続けたとのことだ。「考える人」、「アダム」、「エヴァ」などの単独の作品はその過程で生み出されたものである。
とHPに解説があった。
有名な「考える人」はこちらの作品が先で、そこから単独に生まれ出たというのだ。勉強になるな~
細部を撮影して帰ってきて眺めるとその作品の表現力に圧倒される。
脇の方には赤ちゃんもいる。
背中の表情もいいな~
次は中に入って建築も鑑賞してみよう。