昔、これが普通だった。
アルミでもなく、 スチールでもなく、、 木 のドア。
材料は ラワン だろう。
ドアノブは 真鍮のにぎり玉。
当時、どうゆう印象だったかわからないけど、 今見ても
陳腐でもなく、味わいがあり、温かみがある。
いとおしさすら感じる・・・・(?)
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昨今の住宅の玄関ドアは、アルミの、バカでかく、見栄え豪華なもの。
(法規で木製ドアが使えないからしょうがないんだけど・・)
朽ちる事はないだろう。。防犯もいいだろう。。
でも ・ ・ ・
それに触れる喜び
ドアを開ける喜び
感じるだろうか・・・? ぼくは感じない。。
・ ・ ・
思わずにぎりたくなる・・・ (?)
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朽ちる事、傷つく事、壊れる事、よごれる事 を極端に嫌う今の世の中
(もちろん建築の話し)
もちろん、それがいいわけではないし、そうゆうものを作らなければいけない。けれど、あまりにそれが度を過ぎているように感じる。
そこに住む人間が・・・
歳とともにおとろえ、傷つき、病み、むちゃな事をしているのに。。
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木のドアは、年月とともに、狂いも出るし、反りも出るし、塗装もはげる。
でも、それは手入れしてあげれば、古いながらも輝きを取り戻す。。
・・・
そんなモノとのつきあいが ・ ・ ・ 昔はあった。
そして ヒトとのつきあいも 同じように。。
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関連 : あかいドア
pict by NOKIA N73
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思い出した。 前に書いた記事・・・
「みんなまずしかった。。でも今はなくしてしまった何かがあった。」