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木の玄関ドア

Door20080528_2

昔、これが普通だった。

アルミでもなく、 スチールでもなく、、 木 のドア。

材料は ラワン だろう。

ドアノブは 真鍮のにぎり玉。

当時、どうゆう印象だったかわからないけど、 今見ても

陳腐でもなく、味わいがあり、温かみがある。

いとおしさすら感じる・・・・(?)

****

昨今の住宅の玄関ドアは、アルミの、バカでかく、見栄え豪華なもの。

(法規で木製ドアが使えないからしょうがないんだけど・・)

朽ちる事はないだろう。。防犯もいいだろう。。 

でも ・ ・ ・

   それに触れる喜び

   ドアを開ける喜び

感じるだろうか・・・? ぼくは感じない。。

 ・ ・ ・

Doornob20080528

思わずにぎりたくなる・・・ (?)

****

朽ちる事、傷つく事、壊れる事、よごれる事 を極端に嫌う今の世の中

(もちろん建築の話し)

もちろん、それがいいわけではないし、そうゆうものを作らなければいけない。けれど、あまりにそれが度を過ぎているように感じる。

そこに住む人間が・・・

歳とともにおとろえ、傷つき、病み、むちゃな事をしているのに。。

****

木のドアは、年月とともに、狂いも出るし、反りも出るし、塗装もはげる。

でも、それは手入れしてあげれば、古いながらも輝きを取り戻す。。

・・・

そんなモノとのつきあいが ・ ・ ・ 昔はあった。

そして  ヒトとのつきあいも  同じように。。

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カテゴリー : いいもの

関連 :  あかいドア 

pict  by  NOKIA N73

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思い出した。 前に書いた記事・・・

「みんなまずしかった。。でも今はなくしてしまった何かがあった。」

→ 菊次郎とさきの家-1

コメント一覧

しだ
勉強になるでしょ~う!^^
>ほめられたんだよね~。

もちろん!

いいのいいの、小さい事気にしないで~

時代遅れだろうがなんだろうが、みゆちゃんはそのままでいい~んです!^^
miyu
フムフム。
ものづくりのプロの考え方は、
なかなか勉強になるね。

ところでさ~、「高機能じゃない」ってさ、
えっ?どういう意味?
ほめられたんだよね~。

わたし今、河島英五の、「時代おくれ」って唄に
癒されたところだったんだけど。
しだ
みんなが苦しい生活を乗り切り、「豊かさが実現す...
「時間」という作用が働いた時、、、残るものなのか、そうじゃないのか・・・

「作る時」の「夢」とか「情熱」みたいなものがちゃんと込められているものは、のちに「いいもの」となる事が多いのかもしれない。

そして「使う側」の「愛情」が「込められたもの」も。。

ある一定のレベルが当たり前になった今

便利さ(=機能性)と いいもの(=残るもの)との関係は、反比例するような気がする。。

****
みゆちゃんは、高機能?・・・・じゃないね~
だって、愛されているから!(笑)
miyu
たぶん、ある程度裕福になったとき、
“もっといい物、便利な物”って欲しがって、
古い物が廃れてしまうのかもしれないね。
そうやって時代が過ぎてきた。

写真のドア、改めて見ると味わいがあるね。
レトロな良さに気づいても、
失った物は、そう簡単には手に入らない。

だったら、今あるものを100年、200年、
大事にしなくっちゃって思ったよ。
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