(設計当時)50代のご夫婦が、これからの人生を過ごす場所としマンションをリノベーションしました。
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マンションリノベーション:50代ご夫婦の「私達の棲家」 ・ 大宮の家
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この家は、ご夫婦それぞれの生活時間やプライベートを尊重しあう事を実現しました。ご夫婦それぞれのリビングがあります。
上:ご主人のリビング(兼ダイニングキッチン)
下:奥様のリビング
定年後の暮し方・・・思い違い
あるサイトで、定年後の家についての相談を見ました。
相談の内容は、住んでいる家を1階だけで暮らしが成立するようにリフォームするか?、シニア向け分譲マンションに住み変えるか?どちらがいいと思うか。という内容。
その相談者(50代後半の会社員・男性)の文のある部分に目がとまりました。
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休日に家でゆっくり過ごしている中、洗濯物や掃除機を持ちながら階段の上り下りを大変そうにしている妻を見て、何だかふと今後の生活に不安を感じてしまったのです。
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この部分を読んで、「どうなの・・」と思ったのは
- 休日に、自分は「ゆっくり過ごしている」けど、奥様は洗濯掃除をしている
- その奥様が、洗濯物や掃除機を持って階段を上り下りしているのを眺めてる
- しかも「大変そう」と思いながら・・・ゆっくり過ごしてる
という事。
私が相談を受けていたら、まず聞きますよ。
「 それで、あなたは、どうしたんですか?いっしょに洗濯干したり、掃除したりしましたか? 」
答えが 「 していない 」 であれば、家を考える前に、夫婦でいっしょに家の事をするよう助言します。
完全に 「自分視点」の暮ししか考えてないという事です。
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今、平屋が人気です。戸建てとマンションのフラットな生活の両方のいいところがあるからです。
あるハウスメーカーが出しているシニア向け平屋モデルのサイトを見ると、洗濯物が入ったカゴを抱えている女性の写真の脇に、「洗濯を干すのも掃除機をかけるのも煩わしさを抑えます」 と書かれています。
考え過ぎ?・・だとは思いますが、最初の相談の話しと”視点が同じ”ような気がしてしまいます。
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定年後夫婦ふたりの暮し方
■増やしたいのは一人の時間?夫婦の時間?
男性女性ともにかなりの割合で、
「 夫婦とはいえ、ひとりの時間が欲しい 」
と思っているそうです。しかも
「 夫婦の会話の時間を増やすよりも、そのほうが円満に行く 」
という割は女性のほうが多くて。。
■趣味は別々?夫婦一緒がいいか?
女性は圧倒的に 「 別々がいい 」 そうです。
これについては、ある女性から実際に聞いた話が、まさにそうでした。
60を過ぎ引退した後、「いっしょに〇〇しないか?」とご主人の趣味に誘われた時に、その人は断ったそうです。その理由は・・・
「 これまでずっといっしょにやってきたんだから、これからは私は自由にやりたい 」
男性にしたら、かなりキツイ現実!
■実際に欲しい空間は?
これは男性女性ともに、
「 自分の趣味室 」 「 自分だけのくつろぎ部屋 」
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参考: 定年後の夫婦2人の暮らし方調査 (積水ハイム)
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もちろん、多くの人は、夫婦での時間の大切さはわかっています。
同じ趣味をふたりでやりたい人、夫婦で旅行に行きたい人など、それも多くいます。
でも 「個人の時間を大切にしたい」と多くの人が思う今 ・・・
定年後の「第二の人生」を
夫婦という 役割 ではなく
自分という”個人” として 生きて行く
そうゆう感覚があるように思います。
改めて思うのは・・・ 夫婦とは
これからの人生をいっしょに生きて行く パートナー である。
という事。
その意識が、これからの 『 定年後の暮し=人生 』 には必要だと思います。
( つづく )
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家づくりの相談会・・・年内は残すところあと1回となりました。
新しい年とともに、迷いなく家づくりをスタートするために
ぜひご参加ください。
50代、60代・・・
人生の次の段階のために、家を仕立て直すよいタイミングです。
私も50代です。一度、お話ししませんか。
もちろん 30代 40代 の方も!
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【家づくり相談】
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