Home Room ・シンプルな暮らしと家

狭小住宅-1

築12年の小さな家を実測して図面を作って欲しいという依頼で、その家に行きました。
延べ20坪弱の家。リフォームして売るのです。

予想どおり、なんだか悲しい家でした。
1階に玄関・LDK・トイレ・廊下・階段
2階に12帖ほどの部屋が1つ・洗面・フロ

はっきり言って、その家、なんにも楽しい暮しを想像できません。

ワンフロアーが約30m2(約10坪)ですから、アパートで言えば、1DKくらいのものです。
なのに、当り前に作ろうとしてむりやり作った家なのです。
当り前というのは、玄関がそれなりにあって、廊下・階段が仕切られて、、という家。
キッチンの流しもそれなりの大きさ。。(そのヨコに洗濯機置場・・・)
作り付けの収納があったりして、前の人の注文住宅だったのかもしれません。

しかし

しょせん、要望される部屋を作って出来ただけの家 です。

それなりの面積があれば、それでも成立つでしょう。
でも、その家のように、20坪を切るような家でそれをやっても、どれもこれも少しづつ我慢しなければならず、結局何もよくなりません。

図面だけ見れば、窓がいっぱいあって明るく思えても、隣と接する側の窓は結局開けられません。
へたすれば、雨戸を締めっぱなしになります。
その家も、たぶんそのような事になっていたと思います。
構造的にも何も考えられていなく、私からすると、恐いです。
おまけにバルコニーの防水工事はいいかげん。
フロの作りも最悪でした。(きっと水漏れしていると思うのです。)

その敷地は、たぶん30年以上前に、ミニ開発で作られた建売分譲地です。
他の家も同じ様な状況なのだと思います。
その家は12年前に建替えたのだと思いますが、、、
建替えても、何もよくありません。。

次ぎに、その家を買う人は・・・・
かわいそうです。。

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なんだかむなしいです。
回りの家も、みんな生気のない家ばかり。
でも、そんな家、都市部にはたくさんあります。

みんな、知らないから・・・
そんな家に住まなきゃならない。。

小さくて、楽しい家は作れます。

→ 狭小住宅-2

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狭小住宅・・・

ではない
小さな家
を作っています。

小さな企画住宅 LWH

約15坪、工事費約1,000万円の家
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必要なものだけあればいい・・

本当に必要なモノ(物)と
本当に大切なモノ(者)と
暮しを楽しむ

そんな『小さな暮し・豊かな暮し』のための家です。

最大家族4人が住める家です。
・夫婦2人の家
・定年後の住まい
・SOHO
・小さな店舗付き住宅
・ガレージハウス+人間2人
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などに使えます。
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豊かで上質な暮しのが『小さな家』にはあります!
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小さな家 LWH


「小さな家」についての思い
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[122]LWH:こんな小さな家

小さな家は、楽しいです!
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志田建築設計事務所

コメント一覧

しだ
TBやコメント、いつでもどうぞ!
設計する者の考えも百人百様です。思い付く事を書き留めているブログですが、こんなものでも何かのお役に立つならうれしいです。

「あとひとマスあれば・・・」
よ~くわかります。
あと10cm、、いや5cm広ければ・・・
なんて、いつも思います。。
最後の局面は、ケンチクカを信頼してあげてください。その方は、1mm、2mmに苦しんでいるはずです。

リンクありがとうございます!
育児な手帖(おとうちゃん)
はい。家内もコメントさせて頂いております。
http://ikute.boy.jp/blog/
そして、エントリーを拝見させていただいたときに、自分たちの家づくりの参考にさせていただこうと思い、勝手ではありますが、私たちのブログ(育児な手帖)からこちらのブログをリンクさせて頂きました。ただ、しだ様のご職業を考えると、TBしたりコメントするのはとても失礼なのかもしれません。

「祭り」は夢と現実との戦いですね。全ての夢を満たせる術はなく、特に狭小であるので「あと1マス(90cm×90cm)のスペースがあれば問題は解決するのに....」と思うことが多いです。
しだ
先日は、奥様からもコメントいただき、さらに御主...
20坪の家・・・
そうですか。ご計画中のお住まいが・・
でも、私もどこかで「家族4人の家は20坪あればいい」なんて事を書きました。
面積はそれなりに広いにこした事はありませんが、都市部、特に東京においては、その地価の高さゆえ、20坪の家も狭小とは言えません。
ただし、それは、意志を持ってのぞまなければ、単なる狭い家になって、苦しくなってしまいます。

「おとうちゃん」「おかあちゃん」の家は、ブログを拝見していますと、御自分達の「こうゆう暮しがしたい!」という方向性がはっきりしていて、とても楽しそうですね!きっと、お二人には「広い狭い」という問題は2の次ぎなのだなと思えます。

家づくりは、ある意味「祭り」のようなものです。
祭りには終わりがあります。それまで楽しんでくださいね!そして、「祭りのあと」が本当の始まりです。
育児な手帖(おとうちゃん)
時々お邪魔させて頂いています。
http://ikute.boy.jp/blog
「延べ20坪弱の家」とは正に未来の我が家と同じです。一般的にみたらとても広いとは言えず、狭小住宅と言われる部類。何だかズキンとくる記事でした。
狭くても楽しい暮らしを想像できる家、ホントそうですよね。
しだ
Takanoさん、コメントありがとうございます。
>近い将来もしもできる事なら、
>小さくて楽しい家を建てたいと思っています。

それまで、いろいろと「住む」ということを考えてみてくださいね。
常識的な家づくりのアプローチは、ハウスメーカーや建売を買うという事でしょう。でも、それが本当に常識なのか、ご自分にとって、本当に欲しいものなのか、、、その面積が本当に必要なのか、、、その設備が必要なのか、、など、一度疑ってみてください。ゆっくり、ゆっくり考えてみてください。
そうすれば、表面的な事にまどわされず、楽しい家を作る事ができます。
でも・・・
目的は家を作る事ではないですからね!
ご家族が楽しく暮す事ですから!!
Takako
近頃いつも読ませて頂いています。
http://tatatatatakako.seesaa.net/
小さくて、楽しい家は作れます。という夢の持てる一言で
ついコメントしたくなりました。

ウチは転勤族で当面社宅暮らし、
いつも漠然と将来の住まいに関する不安を抱えています。

以前15坪の土地に建つ古い2階建て一軒家を
少しリフォームして住んだ事がありましたが
当時は子供も居なかったし使い勝手や楽しさがどうなのか
まだよくわからないうちに事情があって手放しました。

近い将来もしもできる事なら、
小さくて楽しい家を建てたいと思っています。
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