本郷山村留学センターの紹介

山口県岩国市の山奥にある、本郷山村留学センターを保護者目線で紹介するブログです。

山村留学しようかな?

2020-05-25 07:47:06 | 参考
山村留学というと、自然体験ができて、地元の人と友達になって、楽しく過ごせるというイメージがあります。
子どもの経験値を増やしたいと、山村留学を考える場合もあるでしょう。
地元が大規模校で、小規模校を希望する場合などもあると思います。

いずれにせよ、本人に「行きたい」という意思がないのであれば、山村留学はさせるべきではありません。
山村留学をよい経験にするためにも、親の都合ではなく、本人の意思を一番に尊重してほしいと思います。

山村留学には、環境の力が働きますが、子どもを成長させるのはやはり子ども自身の思いです。

山村留学に関する研究も、ネット上にいろいろ、あがっていると思います。
ご参考までに。
『山村留学生の心理的特性』
https://www.l.yamaguchi-pu.ac.jp/archives/2010/part1/05.Graduate%20Schools/Grad_11_YAMASHITA_1.pdf
一部抜粋。
『子どもが自然豊かな環境のなかで暮らし、異年齢集団にもまれながら多彩な経験をすることができる山村留学は、現代社会が失いがちな豊かな自然体験、リアリティーのある体験、親密な対人関係などを提供することで子どもの心の成長を促す取り組みとして、その役割がますます重要になっている。このような経緯から、都市部の子どもやその保護者が山村留学を希望する理由として、子どもの場合は「自然体験」を、保護者の場合は「自然体験」とともに「子どもが内面的に成長することへの期待」をあげることが多い。
しかしながら、別の重要な動機として、地元で不登校やいじめなどを経験して何らかの心理的な課題を抱えた子どもが山村留学を希望するケースを見過ごすことはできない。こうした子どもに対して、山村留学の落ち着いた環境や安定した人間関係が保護的に働き、例えば、都市部の学校では不登校だった子どもが山村留学先では学校に通うようになるといった事例が少なからず認められることは、山村留学の現場ではよく知られている。』


山村留学の費用は?

2020-05-25 07:37:47 | 基本情報
本郷山村留学センターは、子どもが寮に入る形の山村留学です。
岩国市と1年契約を結び、委託費を払います。今年度は、小学生の場合、月額46,200円(×12カ月)となっていて、その他に学校関係費、雑費なども支払います。

1カ月に、子ども一人にかかる費用は、46,200円では、とても賄えません。食費、電気代、水道代、お世話になる先生がた、寮母さんたちへのお支払、等々。
足りない分は、岩国市が出してくれているのです。http://www.hiroshimapeacemedia.jp/kikaku/child/news/110530a.htmlによると、2011年には約750万円。

本郷山村留学センターは、『岩国市ふるさと応援寄附金』の対象事業になっています。
今年度、この寄付金によって、「留学センター入所者の居室(9部屋)に空調設備を整備します」とのこと。
かつての留学生のおかげで、冷暖房がつくようです。現在の留学生、喜ぶでしょうね。

いろいろと、ありがたいです。


人数は20名前後

2020-05-25 00:22:44 | 基本情報
例年、本郷山村留学センターで暮らすようになる子どもたちは、20名前後。山村留学によって、受け入れ人数は違いますが、本郷は、多いほうだといえるでしょう。

山村留学は1年契約ですが、継続する子も多いです。いったん地元に帰って、再び本郷に来るというパターンも。

今年度、男女比は半々くらいになってます。みんな同じ施設内で過ごしますが、男女の部屋はもちろん別々で、異性の部屋に立ち入ることは厳禁となっています。

年上の子が、年下の面倒をみるということも徹底されています。面倒を見られるだけで終わるのではなく、面倒を見れるようになってこそ、本郷留学の意味があるといえるかもしれません。


そもそも山村留学とは?

2020-05-24 21:19:56 | 基本情報
本郷山村留学センターは、NPO法人 全国山村留学協会(https://www.sanryukyo.net/)に加盟しています。

全国山村留学協会のHPの言葉を借りると、山村留学とは

<「自然豊かな農山漁村に、小中学生が一年間単位で移り住み、地元小中学校に通いながら、さまざまな体験を積む」活動>

です。

山村留学は、地元の子どもが少ない学校の地域で行なわれると言えます。要は、田舎ですね。
子どもの住民票を移し、そちらで世帯主として登録され、地元の公立学校に通うことができるようになります。

もともと、山村留学は、都会の子ども達に豊かな自然を体験してもらう目的で始まったものと聞いています。

本郷でも、首都圏、関西圏などから来ている子どもが割と多いといえるでしょう。あと、隣の広島県からも、比較的多いように思います。


本郷山村留学センターとは

2020-05-24 21:04:11 | 基本情報
山口県岩国市本郷町にある、本郷山村留学センター。
もともと、岩国市と合併前の本郷村(ほんごうそん)で山村留学が始まりました。

本郷村は、移住にも力を入れていたようですが、本郷地区の人口減少には歯止めがかかっていないようです。

留学生は、地元の子ども達と一緒に、岩国市立本郷小中学校で学びます。
全員で並んで登校し、徒歩5分くらいで学校に到着です。

今年度は、当初からコロナ対策で大変だったと思いますが、34期生が、本郷山村留学センターで元気に暮らしています。

公式HPはこちらです。
(本郷山村留学センターより許可を得た上で、リンクしています。)