山村留学というと、自然体験ができて、地元の人と友達になって、楽しく過ごせるというイメージがあります。
子どもの経験値を増やしたいと、山村留学を考える場合もあるでしょう。
子どもの経験値を増やしたいと、山村留学を考える場合もあるでしょう。
地元が大規模校で、小規模校を希望する場合などもあると思います。
いずれにせよ、本人に「行きたい」という意思がないのであれば、山村留学はさせるべきではありません。
山村留学をよい経験にするためにも、親の都合ではなく、本人の意思を一番に尊重してほしいと思います。
山村留学には、環境の力が働きますが、子どもを成長させるのはやはり子ども自身の思いです。
山村留学に関する研究も、ネット上にいろいろ、あがっていると思います。
ご参考までに。
『山村留学生の心理的特性』
https://www.l.yamaguchi-pu.ac.jp/archives/2010/part1/05.Graduate%20Schools/Grad_11_YAMASHITA_1.pdf
一部抜粋。
『子どもが自然豊かな環境のなかで暮らし、異年齢集団にもまれながら多彩な経験をすることができる山村留学は、現代社会が失いがちな豊かな自然体験、リアリティーのある体験、親密な対人関係などを提供することで子どもの心の成長を促す取り組みとして、その役割がますます重要になっている。このような経緯から、都市部の子どもやその保護者が山村留学を希望する理由として、子どもの場合は「自然体験」を、保護者の場合は「自然体験」とともに「子どもが内面的に成長することへの期待」をあげることが多い。
しかしながら、別の重要な動機として、地元で不登校やいじめなどを経験して何らかの心理的な課題を抱えた子どもが山村留学を希望するケースを見過ごすことはできない。こうした子どもに対して、山村留学の落ち着いた環境や安定した人間関係が保護的に働き、例えば、都市部の学校では不登校だった子どもが山村留学先では学校に通うようになるといった事例が少なからず認められることは、山村留学の現場ではよく知られている。』
しかしながら、別の重要な動機として、地元で不登校やいじめなどを経験して何らかの心理的な課題を抱えた子どもが山村留学を希望するケースを見過ごすことはできない。こうした子どもに対して、山村留学の落ち着いた環境や安定した人間関係が保護的に働き、例えば、都市部の学校では不登校だった子どもが山村留学先では学校に通うようになるといった事例が少なからず認められることは、山村留学の現場ではよく知られている。』