えかきのほんね

画家 ⋆ 對馬有輝子のアートとツブヤキ

ジャストフィット with火星人

2015-04-01 19:35:23 | 日記
ピッタリカプセルで、火星人とまったりしています。




4月1日のエイプリルフールに合わせて掲載してみました(´艸`*)☆

これは、トリックアートとして制作した、
学生の卒業展で展示された作品です。

実際は、壁の角に貼り付け、
床に類似の敷物を設置したデジタルアートです。

壁に貼り合わせた、展示の要素をはあえて映さず、
描かれたアートの中に、自分が入っている構図だけを
写真に収めるのが、トリックアートの面白い仕組みです(^_-)-☆

この制作にあたり、2つの発見がありました。

一つは、
この制作者の素材の選択において、
『宇宙』をテーマに、取り上げたこと

実は、昨年8月2日と3日、
岡山で最も大きい桃太郎花火大会の際に
岡山駅JR構内で開催した『UFO展』へ、
この学生は、友人と共にご来場下さいました。

開催場所が、プラネタリウムを兼ねている会場であったことも
きっかけになったと思うのですが、惑星規模の愛を表現しようとした
彼らの感性に、深く感動したのでした。

そして2つめは、
限界は自分でいくらでも広げられることを、実証してくれたこと

この制作が、実は直前まで「幻の作品」だった、と言う事です。

卒業展を開催した学科の名前は
『ITスペシャリスト ゲームクリエイターコース』(岡山専門学校ビーマックス)

この学科は、本当に忙しくて
日々、3~5件の制作を抱えているコースです。

努力の結果を、きちんと実績にしているコースなのですが
この卒業展も、ぎりぎりまで、
どうなるかわからない程の、過密スケジュールで進んでいました。

私は、担当の先生に
「現実的に、確実に完成するよう、時間の配慮した方がいいのでは」
と提案したものの、

「自分で決めて締め切りに向かって形にする、この流れそのものが
卒業展のテーマなので、彼らが決めたことは最後まで応援したいと思う」

そう、仰っていました。
そして実際に卒業展本番には、かなりのクオリティで完成したのです!

正直、感動しました。
「限界は、自分でいくらでも広げる事ができる」

最後の最後まで、諦めないこと。
学生たちから、いつも素晴らしい気づきを頂いています。

運命的な出逢いに感謝を込めて☆