広角で電視観望をしたくて、以前SVBONYのSV106(5cm)を入手しましたが、納得のいく画像が得られませんでした。いつも拝見しているスターバーティで5cmでのファインダーでも画像が良さそうなのが分かりました。手持ちの所有している5cmファインダーを探すと、25cmドブのファインダーが転がっていました。
早速、cmosカメラを取り付ることに。十字線アイピースを取り除きそこに48mm径のフィルターリングを差し込みます。知人が挿入可能なフィルター枠を数枚送っていただきました。早速、日中に風景で焦点の確認です。
当初CMOSカメラはASI585MCを使用しました。ギリギリ合焦でした。しかし、この時フィルターにはガラスがついていました。5つのフィルタ―を重ねていますから約5mmは焦点が伸びています。実際にフィルターガラスを外して確認するとピントが合いません。約3mm程度筒が長いようです。
なんとかできないかと、眺めていると、NeptineCⅡは少し構造が違うのですこし短縮できそうでした。しかしあと1mmほど足りません。
しかし、実際の撮影では31.7mm径のQBP+UV/IRcutを挿入するので、少しこんどは焦点が少し伸びます。結果1mmほどの余裕で合焦しました。
今回フィルターリングを挿入しましたが、この48mm径フィルターはメーカーによって外周がわずかに異なりますので注意が必要です。手持ちのM48延長筒を当初考えていましたが、外周が大きく挿入できませんでしたので、周囲を削る必要がありました。しかし知人のフィルターのプレゼントで工作せずに済みました。知人に感謝です。
実際に写真を撮り比べると全く像が違います。SVBONYのガイド鏡はバーティノフマスクで合わせると、赤の中心に外枠に青のリングが見え、コレを消そうとすると星がぼてっとなります。時間を重ねるとぼてっとしとた星が一面にみえてスッキリしません。一方sky-watcherの方はバーティノフマスクでしっかりピントがでます。時間をかけても肥大するような感じはなさそうです。
星の印象の違いは一目瞭然です。(露出時間が同一ではなかった・・失敗!)
今回sky-watcherの方は48mmのフィルター枠をスリーブで差し込んだだけの接続でしたから、光軸の傾きが少し出ているようです。ただし、中心部分はしっかりとした点像です。電視観望にも十分使えそうです。(SVBONYのは個体差であればいいのだが・・・)
薄雲が通過する中での撮影です。各々1枚での画像ですが電視観望には使えそうです。
176mmで是だけ見えれば十分でしょう。