アレコレ着る人委員会「平成きもの白書」

委員会は、着る人にとって好ましい商品やサービスや環境を積極的に情報発信し、快適なきもの環境を作ることを目指します。

着る人委員のプロフィール(4)

2011-11-02 18:21:26 | 着る人委員のプロフィール

世代論について(2)

 

登録して頂いた委員の年代をファッション世代で分けると特徴は、ばなな世代からはなこジュニア世代が97人。社会環境、消費意識形成期などの価値観が大きく変わる節目は団塊ジュニア世代。その上下では全く志向が違うと言っても過言ではない。特に現在団塊ジュニア世代に関しては、公私ともにライフステージの変換期にさしかかっている。人口の多さからマーケット動向が変わる可能性が大きい」と小原は分析している。

世代名

生まれた年代、年齢、人口

人数

ばなな世代

モノよりコト消費世代

19651970年生まれ

(現4641歳)

486万人

33

 

団塊ジュニア世代

第2次ベビーブーマー世代

19711976年生まれ

(現4035歳)

560万人

41

 

プリクラ世代

流行と仲間が何より大事

19771986年生まれ

(現3425歳)

767万人

23

 

ハナコジュニア世代

平成生まれ、平成育ち

19871992年生まれ

(現2419歳)

384万人

 

[婦国論―消費の国の女たち・小原直花]弘文堂刊から


着る人委員のプロフィール(3)

2011-11-02 17:36:08 | 着る人委員のプロフィール

 世代論について(1)

 「着る人委員のプロフィール(2)」では、委員を10歳区分で集計しましたが、もう一つイメージがつかめないですね。年齢や学歴、職業、既婚か未婚か…など生活者の属性でライフステージを分析する方法がありますが、むしろ同じ文化、価値観を共有して育った世代で区分した方が、思考を捉えやすい、理解しやすいと私は思います。そういう意味で私が参考にしているのが、ある程度同じモノ・コトに影響を受けた年齢を括りとする「ファッション世代消費論」で、伊藤忠ファッションシステム()の川島蓉子や小原直花がまとめたものです。2002年に「おしゃれ消費ターゲット・売れるマーケティングは7つの世代が決める」を刊行し、当社7つの世代に分けましたが、その後2008年に「婦国論」では以下の8つの世代論に修正しました。ネーミングがとてもチャーミングです。 

世代名

生まれた年代、年齢、人口

委員の人数

キネマ世代

戦前・戦中派

19361945年生まれ

(現7566歳)

805万人

1 

団塊世代

第1次

ベビーブーム世代

19461951年生まれ

(現6560歳)

579万人

2 

 

DC洗礼世代

アンチ大勢世代

19521958年生まれ

(現5953歳)

620万人

12 

 

ハナコ世代

おしゃれなワンランク上志向世代

19591964年生まれ

(現5247歳)

453万人

 

28 

 


着る人委員のプロフィール(2)

2011-11-02 17:23:42 | 着る人委員のプロフィール

きもの歴

登録頂いたデータで、いちばん難しかった質問が「きもの歴」です。「いつから着始めたかは、定かではない」「着付けを習ったのは10年前。でも着始めたのは最近、1年も経っていない」など結構答えにくい質問になってしまいました。で1回目のアンケートの時に改めて[きもの歴=ご自分の気分で、楽しんできものを着るようになってから何年ですか?」と再質問いたしました。結構修正頂きましたが、未だ数ヶ月という方から41年、ご自分の年齢と同じきもの歴41年と言う超がつくベテランまで様々ですが、今回の委員は1~3年が48人、32%ときもの歴の浅い方が目立つ一方、16年以上という方も18人、12%いて、結構バランスの面白いところです。またきもの歴16年以上という方がご高齢かと言えば、そうではなく30から40代前半でもきもの歴20年という方もいるなど、きもの歴16年以上の方の平均年齢は44.5歳と若い。20~23歳くらいで、きものに「はまった」方が9人。また生まれてから41年という方を始め、6歳からが2人、12、15,17,19歳と10代からの20年以上というきもの歴もいます。同年齢であっても、きもの歴の長短がどのように回答や意見に反映しているのか興味深いところです。

 

きもの歴

人数

1年未満

1~3年

48

4~5年

29

6~7年

15

8~10年

14

11~15年

13

16~20年

21年以上

11

無回答

合計

146

 


着る人委員のプロフィール(1)

2011-11-02 14:15:37 | 着る人委員のプロフィール

委員は、146名。

9月初旬に月刊アレコレ誌面、ホームページ、ブログで委員を募集開始。あっという間に50名を超え、[数はパワーだ!」と欲が出て、100名を目指したところ、結果146人の方に委員登録を頂きました。予想を超える登録に、感謝です。

委員は86%が女性です。しかし少ないながら、女性に比べ色柄、素材など選択肢が少ない男子きものなので、要望やこだわりにはとても熱いモノがあります。年齢的には27歳から62歳までいらっしゃいますが、30代、40代が79%と圧倒的で、若いきもの人が多いのも今回の特色です。一般的に呉服店を支える顧客の年代が[50代後半から70代]と言われる現状からすれば2周りも若い世代です。この若い世代、きものに対する考えや顧客関係、マナーなどいままでの呉服店の顧客と余りにも違多くの点で異なるので、ある呉服屋さんはこの世代を[きもの新人類世代]と呼んでいます。しかし、この若い世代を取り込めるかどうか、それによってこれから10年、20年先のきもの業界のありようが大きく変わってくる鍵を握る世代、存在であることは確かだと思います。

年代

女性

男性

合計

20代

30代

48

53

40代

52

11

63

50代

21

24

60代

合計

127

19

146

職業としては呉服店主や女将さん、スタッフ、さらに織り元や草履製作など、業界関係者は27名。しかし業界人としてより、、着る人個人としての意見を寄せられている方が多かったように思います。また業界関係では、着付け関係者が案外と目立ちました。また委員の居住地は、全国26都道府県に及びましたが、関東圏がトップで58%。なかでも東京都は40人。埼玉県が16人、神奈川県が15人、そして大阪府が10人の順です。

地域

人数

北海道/東北

関東

86

中部

17

関西

23

中国/四国

九州

合計

146