アレコレ着る人委員会「平成きもの白書」

委員会は、着る人にとって好ましい商品やサービスや環境を積極的に情報発信し、快適なきもの環境を作ることを目指します。

私のワースト1は、私のベスト1でも…(2)

2012-06-28 19:23:45 | 第3回アンケート

♥和装ショーツ/股の部分が割れていて どうしてもはく気にはなれませんでした。お着物仲間にも聞いたら皆さん和装用ショーツをはきたくないと言ってましたよ。

ホックで前を留める式の和装ブラ(ネット通販などでよく売っているタイプ)
締め付けが強すぎてしまいには痒くなり、使えたもんじゃありませんでした。胸も小さいし痩せている方なのに、Mサイズでも我慢できませんでした。せっかく着物を着るのに、どうして洋装式のブラを用いなければならないのだろう?ユニクロのカップ付きキャミソールみたいに、和装ブラ機能付きの一枚で済む肌襦袢が欲しいですね

クリップ付き補正用伊達〆/長襦袢を着る前に補正も兼ねてつける物です。クリップで長襦袢の衿をガッチリ捕まえるのですが、着物を着ている内に、何故か衿が割れて来ると言えば良いのか、着物の衿に吸収されていってしまいます。多分、他の方はビシッと衿が決まる便利なものだと思うのですが、私には便利では無かったようです。

ワースト1長じゅばんと肌襦袢とすそよけが、これ一枚で大丈夫!という便利下着です。
衿と袖を、ボタンで留めるタイプでしたが、構造上、衿芯を入れることができないため、衿がぴしっと決まらず、私には合いませんでした。

ベスト1/「ユニペッチ」という下着があります。これは、肌襦袢と裾除けが一体になったワンピースタイプなんですが肌襦袢の部分は綿のストレッチ素材で身体にフィットし、裾除けの部分はさらっとした素材を使っています。どれだけさらっとしていても夏は暑いし汗かいたら悲しい感じにはなりますが何が気に入っているかというとスカート式なのでお手洗いに行った時に着物をすっぽり包んでくれます。特に冬場はコートを着ている事が多く、駅のトイレなどあまり広くないところで脱ぎ着するのができないときにこの下着は下から全てを包みこんでくれるのでとっても楽です。開発者の話を聞いたことがあるのですが着物をすっぽり包んでなお耐えられるようにいろいろと工夫されたそうです。もともとは裾除け派でしたがユニペッチに出会ってからはこればっかり。お友達にも誕生日にプレゼントしたところ大好評でした。

メッシュの帯板/蒸れなくて良いかな?と、思ったのですが柔らかすぎて、クネった感じで。。。 好みかも知れませんが、私的には「?」かな。

♥ゴムひもの付いていないごく普通の帯板/ベスト1
ずっとゴムひもの付いたものを使っていましたが、帯板の位置が上になりすぎる気がしていたので、ひもなしに買い替えました。ゴムひもがないので好きな高さに落ち着けることができ、気分・着姿ともにすっきりしました。体型も変わっていきますので、よく観察して道具も見直すことが大事だと思います。

ヘチマ補正パッド/夏用に買ったヘチマの補正パッド。脇・背中・ヒップ用でしたが、素材のせいかゴワゴワして体に馴染まず、なんかロボットみたいな寸胴体型ができ上がってしまいました。使い続けたら少しは柔らかくなってくるのかもしれませんが、どうにも落ち着かなくて使うのをやめてしまいました。

 


私のワースト1は、私のベスト1でも…(1)

2012-06-27 18:43:58 | 第3回アンケート

同じモノでありながら、ベスト1にもワースト1にも顔を出す物が幾つかあります。コーリンベルトがその1つで、「留め金具付き伊達締めと似たようなものかもしれませんが、金具が肋骨に当たって痛いし、どんなに調節してもベルトが長過ぎて衿をぴっと引いて留めるという役には立たないし…。どうしてこれが着付け便利グッズとして長年売られているのかまったく謎。袂クリップの代わりに使うぐらいしか用途が思い浮かびませんが可愛くなさ過ぎますww」という方がある一方、「便利グッズの代表といえばこれでしょう」と推奨する方も。相性、というものなのか、使い方なのか、或いは着付けを習ったときの体験なのか、いずれにしても個人差があり、ワースとベストはコインの裏表の関係のようです。

♥オリジナル長襦袢/(皆さんが知っているであろう大手のお教室の一つですが。)確かに手順通りに着るとキレイに衣紋がぬけるのですが、細かいパーツに分かれていていささかわずらわしいし、襦袢だけを着たときの姿がコルセット装着時みたいで粋じゃない。(まぁ、誰に見せるわけでもないのですが。)手軽に美しく着るにはいいのでしょうけど、個人的には、もう少しすっきりときれいに着たいなと思っていて、ついつい手が伸びなくなってます。

♥二部式長襦袢/がっかりしていてもう買わないだろうなぁ~と思うのは、洗濯を繰り返したら襟元にシワが寄って着ると格好悪いため、7000円ほどしたのですがあっという間に出番がなくなってしまいました。同じ値段なら、洗濯してもよれない(まだよれていない)半襟を縫い付けた1部式の襦袢を購入するな~と思っているところです。

♥二部式長襦袢/「半襟がすでについているので、すぐに着ていただけます」とか言って売ってる二部式襦袢。多分自称便利グッズだと思うのですが、半襟は(光沢ではなく)テカってるみたいなポリで、こんなの恥ずかしすぎる!と。しかもミシンで中まで折り込んで縫われていて、どうしようもないので鋏で切り取って、上から好きな半襟をつけました…。

♥美容衿/ワーストワンといいますか・・・便利そうだと思って購入し一度こっきりで二度と使っていないものがひとつだけ。美容衿というものでしたか?よく呉服屋さんで巻き巻きされる時などにも使われますが、便利とうたわれていたので買ったのですが・・・長襦袢に安全ピンで留めつけて使う衣紋抜き付きの衿です。着付け教室でさらしの衣紋抜きと三河芯を標準装備で習いましたので安全ピンでとめているくらいなら、針で縫ってしまったほうが早いわっ!となってしまうのでした。ピンも意外と大きいものがついていて表に響きそうな気もしたり・・・正絹の長襦袢だと穴が心配だったり・・・ほんとうに1度こっきりです(笑)以来、便利グッズのようなものは口コミで評判の良いものでも、お店で現物を見てから確認して購入を決めています。

♥美容衿・ベスト1/美容襟」を使っています。出来上がっている襟を載せて着るのですが、私はこの襟の上にハギレや手拭いなどザクザク縫って半襟にしています。洗濯も単独で洗えて便利です〓

サッシュベルト/ワースト1というか、持ってこられると使えないのがサッシュベルトです。あれはゴム部分がきちんと体に合っていてこそのものでしょうけど大抵は伸びきっているものを持っていらっしゃいます。ゴム部分が弱いのかもしれません。しかも滑る!さらにおはしょりのうまく直せない!これだけの普及率(着付け教室で販売してる)にしては使いにくいアイテムの一つです。

サッシュベルト/ベスト1・通っていた着付け教室の初級コースで採用されていたのですが、あまりの便利さに腰紐だけで着られるようになっても愛用しています。使い方は上記URLのページで紹介されているとおりなのですが、きれいに着るにはもうあとひと手間ふた手間やコツがいります。(クリップを留めるときに衿を下に引っぱり気味にする、下前の衿先を留めたあとお端折を折り上げて挟み込む、など。)
でも、紐+伊達締めで着るよりも、うんと楽にきれいに着られます。
メリットは
1) 着る時間が短縮できる。
2) 衿元が着崩れない。
3) 紐が1本省略できるので着心地が楽ちん。
4) お端折のモコモコの処理が簡単ですっきり。
5) 背中や脇のシワもすっきり。
 


回答、ありがとうございます

2012-06-26 21:11:13 | 第5回アンケート

第5回、第6回と続けてアンケートの回答のお願いを今朝、ブログでアップし、また委員の皆様にはメールを送りしました。直後から早速回答を続々と頂きました。有難うございます。2件続けてのアンケートは「急すぎる」とのおしかりも受けました。すみません。今後は十分に間隔を取るように注意いたします。これからも続く、委員の方々の回答、期待いし、楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。


これがみんなの洗い方(8)まとめ

2012-06-26 11:16:15 | 第2回アンケート

第3回アンケートで「私のベスト1、すぐれもの」を募集しましたが、その中に「洗濯に関する小物」で多く方のお勧めは「くるくるザブザブ」。

●「これで夏でも着物を着よう!と思うようになりました。普段着は年間とおして麻と木綿でいいんじゃ?とまで思っています。」「きものの洗濯が楽になった」と多くの方が、推奨したのはネットdeきれいパンツ用。「くるくるザブザブ」といった方が有名ですが、何とこの名付け親はきくちいまさん。その経緯は月刊アレコレVOL84(7月5日発行号))きくちいまの「きものの引きだし」にありますので、是非お読みになって下さい。

「自宅でおしゃれ着のようにきものも洗える」というのは着る人にとって大きなメリットです。実際アンケートの回答でも「自宅で洗えるコト」によって、「とても増えた・21人」「増えた・24人」と、 確実に着用回数が「増える」ことです。中には「洗えるきものしか着ないから」という方も多く、いますので、きものを広め、楽しむには、「洗えることの機能の進化」が一層求められています。また「きものはお手入れにお金がかかって大変…」と思っている方が未だ未だ多くいらっしゃいます。時として呉服屋さんでも「木綿や綿麻のきものを自宅で洗う」を全く考えていないお店もあります。お寄せ頂いた委員の方々は、実にカンタン、気軽にきものを洗っています。時には痛い失敗もしていますが…。自宅で洗う上で案外大変なのは「もう、腕が痛くて」「Yシャツの比じゃない」とおっしゃる方もいるアイロンかけ。中には「ぱんぱんとはたき、シワを伸ばして乾せばアイロンは必要ない」という方もいますが、確かにアイロン掛けは大変ですが、直線裁ちなので、面積はありますが、私はYシャツよりは好きです。

しかしご留意頂きたいのは、「木綿や綿麻、麻のきものはある程度縮む」という生地特性を持っていることです。この特性があるから吸湿性に優れ、肌に感触良く、心地良く着ることができます。では「ある程度縮む」という「縮み」を計算できないか、というとそうではなく、「水通し」「水洗い」であらかじめ生地を縮ませておく。或いは縮むことを想定して「仕立てる」、「洗い方に工夫する」などの幾つかの知恵があります。このあたりは、呉服屋さんとよく相談、確認下さい。また絹物は全く別で「自宅で洗って」生地の地風を損なったり、縮んだりと、失敗の回答が幾つかありました。絹物を自宅で洗う場合は、十分にご注意下さい。高価な物は、専門家にお願いした方が確実で、安心です。

※掲載した情報は、委員から寄せられたアンケート回答です。編集部で実験したものではございませんので、お試しは個々でご判断ください。

 

 


委員の方、ご協力よろしくお願いします

2012-06-26 10:46:19 | 第5回アンケート

おはようございます。昨日締め切りました「第5回アンケート・いまさら他人に聞けない疑問、愚問、珍問、難問」アンケートですが、回答委員数32名で、全体の2割足らずです。ご多忙の処まことに恐縮ですが、締め切りを1週間延長し、7月2日としますので、委員の方、回答をお寄せの程、よろしくお願いいたします。なお32名の回答ですが、お寄せ頂いた疑問、難問…は100を超えています。なお、第6回アンケート回答の方も6月30日締め切りですが、こちらもよろしくお願いいたします。