Tough Cortical Bone-Inspired Tubular Architected Cement-Based Material with Disorder,Shashank Gupta, Reza Moini,Advanced Materials, published: 10 September 2024
バイオミミクリーとして人間の持っている構造が利用されるというのは珍しいかもしれませんが人間の骨の構造(内部に空洞創られた構造)を模倣したコンクリートブロックを開発したところ亀裂の進展が抑えられ、従来のコンクリートブロックよりも5.6倍も高い破壊靭性を示したとのこと。骨自体は皮質骨(表面の密度の濃い部分)と海綿骨(中のスカスカの部分で間に骨髄が詰まっている)の2層になっているとのことですが 今回の注目は表面側の皮質骨の方ですがこれも全くの個体ということでなく中にバームクーヘンのような楕円状の空洞が通った構造になっており、それが衝撃を逃がし、亀裂の進展を防ぐことにより一気に崩れるのを防いでいるとのこと。鉄などの金属とは異なるがゆえに自然に生まれた構造なのかもしれませんが意外に足元にヒントは転がっていそうです。半導体構造にも活用できるかも。
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