Takekida's log

千里の道も一歩から

小説 天気の子

2019-09-15 22:39:59 | What`s new ?
 
小説 天気の子 (角川文庫) 文庫 – 2019/7/18 新海 誠  (著)
「高校1年の夏、帆高(ほだか)は離島から家出し、東京にやってきた。連日降り続ける雨の中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は不思議な能力を持つ少女・陽菜(ひな)に出会う。「ねぇ、今から晴れるよ」。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。」
映画版を相補的につないだストーリー。どちらを先にするかというのはありますがこの本のあとがきを読んでからのほうが心構えは出来てよさそうです。本でも書かれているように本作品は新海さんが八方美人にならずに記したStory。賛否があるのは覚悟の上とのことですがある意味日本人の根底にある自己犠牲の精神に対する否定というか自分の正義に対する純粋な追及する姿というのが描かれています。運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語というわけですが…自ら決断するという経験はかかわり方の大小はあるにせよ変わらないもの。そういった意味では自分自身の葛藤がそのまま記されているという点こそがポイントになるのかもしれません。
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