Takekida's log

千里の道も一歩から

天は自ら助くる者を助く

2020-07-11 22:51:54 | Books
  2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 瀧本 哲史  (著)
 
2019年8月に、病のため夭逝した瀧本哲史さん。ずっと若者世代に向けてメッセージを送り続けてきた瀧本さんの思想を凝縮した29歳以下限定の"伝説の東大講義"を本に起こしたもの。2012年に行われ、8年後の2020年6月30日に報告会をしようという形で締めくくられていましたが残念ながらそれはかなわずでした。
  とにかく伝えたかったのは人や体制の言いなりにはならず自分の頭で考えて行動せよということでしょう。そしてそれを人のせいにしないということ。自己責任と言ってしまえば少し冷たいところもあるかもしれませんが自分の人生は自分でしか責任はとれないのは事実で痛いところにグサッと刺さる言葉でした。この本でも40になると進むべく道は見えてくるというのが出てくるわけですが・・・結局いろいろな問題点というのは自分が立場を変えて変えていくしかないのだと改めて感じます。
そして何より若い人を支援する、邪魔しない、育てるというのは残された人生でもやるべきことだと改めて感じます。
講義の概要 
 ・自分の頭で考え、そして自己責任で行動する、人のせいにしない
 ・正解なんてものはありそうでない、自分で見つけるしかないので騙されない
 ・教養とはものの見方の多様性を鍛えること、何より国語(言葉)をベースとして学ぶことが重要
 ・言語においてはロジック(論理性)とレトリック(修飾)を使いこなせることが重要結局人を動かせるのは言葉
 ・パラダイムシフトは世代交代、ただ変化は結局、ローカルなところから起こるので個人の信念/行動こそが重要
 ・弱者こそ交渉の術を身に着けるべき、交渉は相手の利害にどこまで懐柔できるかがキー
 ・カリスマリーダーに期待する必要はない、分散したリーダーシップを独立して発揮できる草の根組織が結局のところ最も強い
 
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