勉強の価値 (幻冬舎新書) 森博嗣 (著)
「子供が勉強しないのは親が勉強していないからだ」と言われてドキッとしてしまったのは自分だけではないかもしれません。作家でもある森さんの書いた勉強の価値というよりは教育論の本。筆者が21歳になって気づいた勉強の本質が書かれています。
勉強が嫌になる理由、今の教育に問題がありそうな理由であれば言われなくとも…いっぱい出てきます。
・インプットが前提でアウトプットが明確に想定されていない
・勉強そのものが他者との競争になってしまっている
・何が目的で何が必要で勉強するかが明確に理解されていない
・インプットである勉強と社会で必要とされるアウトプットの隔たり
本来の勉強はこの書に記されているように「本当の勉強は、目的や目標が定まっており=アウトプット、そこに向かって自らが試行錯誤しながら取り組む=考える、気づく事 」なのですが小さいときにはこういったものは残念ながら気づかないもの。まさに「少年老い易く学成り難し」。
であるからこそまず自分から楽しく勉強している姿を見せつけようというのが意見です。 自身も人から決められたことをやっていた期間は全く勉強は身に入りませんでした。自身で計画を立て自主的にやるということに気付いたのは正しくは中学生くらいでしょうか…
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