Takekida's log

千里の道も一歩から

グライダーから飛行機へ

2009-11-23 21:49:42 | Books
昨日のカーフマンで筋肉痛になり今日はほぼ完全休養でしたが朝は近くの氏神さまに行ってきました。

思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古
筑摩書房

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この本が生まれたのは1986年なのでもう20年以上の月日が流れていますが東大京大で一番読まれた本にカウントされているとのことで驚きです。
この本の初めの章が特に印象的で人から習うだけ、人真似をするだけ、自分の頭で考えない人間のことをグライダーと比喩しています。
この本の伝えたい所は学校ではなかなか教えてくれない「いかに考えるか」という型のモデルの指南です。今まで考えてこなければいきなり考えろというのは厳しいものがあるわけでそのための一つのスタイルの紹介です。

・アイディアは寝かして考える(触媒、セレンディピティの活用)
・頭の中だけでなくとにかく書いてみる
・つんどくする (積み上げる⇒読む⇒整理する)
・しゃべること、説明することで頭を整理する
・無我夢中・散歩中・入浴中などある程度頭が休んでいる時がチャンス
・具体例を抽象化して考える

本書のたとえを借用するのであれば自力で空を飛びまわれる飛行機人間になるのが最終目的ですがそれまではグライダーとして飛び方を学んでいく内に身につけられるものはムダにはならないと思います。当然、次は自分で飛ぶという覚悟があっての話ですが…

名著として読み返したい本になりそうです。
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2 Comments

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Unknown (まえだ)
2009-11-24 06:21:14
ちょうどネタにしようとしてました。なぜか今ごろ外山さんの本が複数ならんで平積み状態みたいな店が多いんだけど、なんかあったんでしょうか。
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偶然ですね~ (たけきだ)
2009-11-25 00:03:28
この本のキャッチコピーにつけられた「もっと若い時に読んでいれば…そう思わずにはいられませんでした。」が受けているみたいですね。

今でも遅くはないですが確かに大学生の時に出会っておけばよかったと思える本です。
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