東大教授が教える知的に考える練習 (草思社文庫 や 3-2) 文庫 – 2021/2/3
柳川 範之 (著)
高校へは行かず大検、通信制大学から大学教授と独学で道を切り開いてきた著者が、自らの体験のもと情報の収集・整理の仕方から豊かな発想の生み出し方まで を解説した本。
「頭の良さ」というのは習慣であると述べられていますが遺伝関連の知見では地頭能力に対抗できるのは比較的遺伝率が低い「習慣」づけであるとも書かれていたのでそれに繋がってくることもあるのかとは思います。
筆者が勧める方法とは…
・情報の取捨選択するには頭の中に網を張っておき、常に情報を流しておく
・引っかかったものは放置して熟成させることでやがて知性となっていく
・ゼロから生み出されるアイディアなどは無いことからたとえ異分野であろうと引っかかったものと自身の持つものをうまく組み合わせることを考える
・物の見方として起こっている事象を抽象化して構造、仕組としてとらえる
その仕組みや構造は他の分野でもアナロジー(類似性)がみられる事象なのかを考え普遍性を見出すことを考える。
以下が土台となる思考法
‐抽象化する≒一言で要約してみる
‐共通点を探す
‐相違点を探す
・常に別の視点でとらえてみる、試行錯誤して方法を模索する=頭を揺らす作業を心がける
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