連休も半ば。休みはあっという間に過ぎていくのはいつものこと。
色々と片付けなければいけないことも残っているので少しづつ整理していこうと思います。
「なぜ環境問題はウソがまかり通るのか」の著者の書いたいわゆるエコだと思われている活動についての検証本。
リサイクルからレジ袋の使用、冷房温度の設定、バイオ燃料など多岐にわたります。
結局21項目の内、意味のあると筆者が結論づけたのはアルミ缶のリサイクルのみ。
原油高に伴うエコブームで通説といわれている「エコ活動」に対して異議を唱えるというのは勇気のあることだと思います。
個別の項目については詳しく本を読んでもらうとして
主要な主張に関しては以下の様な感じです。
■リサイクル
リサイクルには適しているものと適していないものがある。
元の形に完全に品質を保って再生されるもの、新品を作るよりエネルギーのコストが削減できるものに関しては価値がある。
その観点から言うとアルミ缶等の金属管以外に関してはリサイクルする価値というのはさほど無い。
⇒リサイクルするにせよ焼却するにせよ、回収にはエネルギーを要するのにも関わらず、リサイクルのための回収のエネルギーのみを問題にしているのはダブルスタンダードである。この論法を他の問題にも使っている(古紙問題でも、リサイクルにはエネルギーを要するが、新たに外国で木を伐採し日本へ輸送するのにも多大なエネルギーを要する)。
■レジ袋と割り箸
レジ袋は原油の中でも利用されておらず捨てていた部分を利用したもの割り箸は他の木材としての需要価値の無い端材を利用したものでで積極的に利用すべき。
そもそも日本は国内の木材消費を怠り、海外の木材を利用することで資源利用を
後退させておりそのため山が荒れてしまってきている。
⇒レジ袋の原料はナフサと呼ばれる他のプラスチック製品にも用いられる材料でありけっして不要な油ではない。割り箸に関しては日本で流通しているものは中国産で成長の早く他に利用価値の少ない木材を採用する動きもあるが皆伐されるケースが多く森林破壊に繋がる傾向がある。 他の木材に関しても上記のようにダブルスタンダード。根本的には回収して再生したり自国の人工林を伐採するより途上国から新たに持ってきたほうが安いということがリサイクルが進んでいない大きな理由
■海面上昇
北極の氷はもともと凍って海に浮かんでいるだけなので問題なし。南極に関してはIPCCの報告では逆に周囲の気温が暖かくなることにより南極の氷は増える。
グリーンランドに関しては数千年かかるとの予測。
温暖化により海水が膨張し水面は5cmほど上がるとの予測であるが季節変化によっても現在でも1mぐらいの変動はあるので影響力は小さい。
⇒IPCC2007によると1993~2003に起きた海面上昇3.1mm±0.7mmの内温度上昇による海面膨張の効果は全海水面上昇の中の2/3程度。のこりの1/3は陸上の氷が解けることによる海面上昇なので今後の温暖化により氷の解ける分の寄与が増える可能性がある。
■ダイオキシン
ダイオキシンが有害というのは量の問題。通常に生活している中で問題を生じるような量は大気中には放出されてこなかった。焼却炉がダメというなら焼き鳥も禁止しなくてはいけない。
人間に対する感受性は非常に低そうで通常の環境で暮らしている分には問題は無いと考えられるが毒である事には変わりない。基本的に塩素を含んだものを不完全燃焼させるときに発生するので焼き鳥で発生するというのは基本的には無い。焼き鳥・焼き魚は塩を振りかけていますが、塩化ナトリウムであってC-Clの結合を含んでいないので。
各項目については上に書いたように賛否両論あり、色々と検証していく余地はあるとは思いますが
環境活動はすでに大きなビジネスになっているためどうしても利権が働きます。
アル・ゴアの「不都合な真実」に描かれていた内容が虚偽であったと訴訟が起こされているのもそういった背景があってのことだと思います。環境問題は「煽るもの」ではないので。
良いといわれていることを何の疑問も感じずに実行するのでなく少しばかり立ち止まってその意味を考えてみる。そんなきっかけになりました。
ただ忘れてはいけないのは地球という環境があってこそ人間が生きてるということの事実なのだと思います。意味が無いからやらないというのではなく意識を持つということは重要でありその基本があってからこそ意味のある行動をきちんと選択できるようになるはずです。
自然を破壊しないことではなく自然といかにうまく共生していくか。そのためには積極的に自然を利用していくことも必要です。日本では1次産業は廃れつつありますがなるべく自国内で完結するように産業を持っていくことが本当のエコに繋がっていくのではないかと思います。
色々と片付けなければいけないことも残っているので少しづつ整理していこうと思います。
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「なぜ環境問題はウソがまかり通るのか」の著者の書いたいわゆるエコだと思われている活動についての検証本。
リサイクルからレジ袋の使用、冷房温度の設定、バイオ燃料など多岐にわたります。
結局21項目の内、意味のあると筆者が結論づけたのはアルミ缶のリサイクルのみ。
原油高に伴うエコブームで通説といわれている「エコ活動」に対して異議を唱えるというのは勇気のあることだと思います。
個別の項目については詳しく本を読んでもらうとして
主要な主張に関しては以下の様な感じです。
■リサイクル
リサイクルには適しているものと適していないものがある。
元の形に完全に品質を保って再生されるもの、新品を作るよりエネルギーのコストが削減できるものに関しては価値がある。
その観点から言うとアルミ缶等の金属管以外に関してはリサイクルする価値というのはさほど無い。
⇒リサイクルするにせよ焼却するにせよ、回収にはエネルギーを要するのにも関わらず、リサイクルのための回収のエネルギーのみを問題にしているのはダブルスタンダードである。この論法を他の問題にも使っている(古紙問題でも、リサイクルにはエネルギーを要するが、新たに外国で木を伐採し日本へ輸送するのにも多大なエネルギーを要する)。
■レジ袋と割り箸
レジ袋は原油の中でも利用されておらず捨てていた部分を利用したもの割り箸は他の木材としての需要価値の無い端材を利用したものでで積極的に利用すべき。
そもそも日本は国内の木材消費を怠り、海外の木材を利用することで資源利用を
後退させておりそのため山が荒れてしまってきている。
⇒レジ袋の原料はナフサと呼ばれる他のプラスチック製品にも用いられる材料でありけっして不要な油ではない。割り箸に関しては日本で流通しているものは中国産で成長の早く他に利用価値の少ない木材を採用する動きもあるが皆伐されるケースが多く森林破壊に繋がる傾向がある。 他の木材に関しても上記のようにダブルスタンダード。根本的には回収して再生したり自国の人工林を伐採するより途上国から新たに持ってきたほうが安いということがリサイクルが進んでいない大きな理由
■海面上昇
北極の氷はもともと凍って海に浮かんでいるだけなので問題なし。南極に関してはIPCCの報告では逆に周囲の気温が暖かくなることにより南極の氷は増える。
グリーンランドに関しては数千年かかるとの予測。
温暖化により海水が膨張し水面は5cmほど上がるとの予測であるが季節変化によっても現在でも1mぐらいの変動はあるので影響力は小さい。
⇒IPCC2007によると1993~2003に起きた海面上昇3.1mm±0.7mmの内温度上昇による海面膨張の効果は全海水面上昇の中の2/3程度。のこりの1/3は陸上の氷が解けることによる海面上昇なので今後の温暖化により氷の解ける分の寄与が増える可能性がある。
■ダイオキシン
ダイオキシンが有害というのは量の問題。通常に生活している中で問題を生じるような量は大気中には放出されてこなかった。焼却炉がダメというなら焼き鳥も禁止しなくてはいけない。
人間に対する感受性は非常に低そうで通常の環境で暮らしている分には問題は無いと考えられるが毒である事には変わりない。基本的に塩素を含んだものを不完全燃焼させるときに発生するので焼き鳥で発生するというのは基本的には無い。焼き鳥・焼き魚は塩を振りかけていますが、塩化ナトリウムであってC-Clの結合を含んでいないので。
各項目については上に書いたように賛否両論あり、色々と検証していく余地はあるとは思いますが
環境活動はすでに大きなビジネスになっているためどうしても利権が働きます。
アル・ゴアの「不都合な真実」に描かれていた内容が虚偽であったと訴訟が起こされているのもそういった背景があってのことだと思います。環境問題は「煽るもの」ではないので。
良いといわれていることを何の疑問も感じずに実行するのでなく少しばかり立ち止まってその意味を考えてみる。そんなきっかけになりました。
ただ忘れてはいけないのは地球という環境があってこそ人間が生きてるということの事実なのだと思います。意味が無いからやらないというのではなく意識を持つということは重要でありその基本があってからこそ意味のある行動をきちんと選択できるようになるはずです。
自然を破壊しないことではなく自然といかにうまく共生していくか。そのためには積極的に自然を利用していくことも必要です。日本では1次産業は廃れつつありますがなるべく自国内で完結するように産業を持っていくことが本当のエコに繋がっていくのではないかと思います。
反論意見も追加しました。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/other/kaihou/73-2.htm
http://www.cir.tohoku.ac.jp/~asuka/
http://www.rakkousha.co.jp/books/ka_02.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6
もう何から何までウソ
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1416150624
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3015591.html