Takekida's log

千里の道も一歩から

あなたの知らないあなたの強み

2020-09-13 00:33:14 | Books
 

宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み

古野俊幸  (著)
 あなたの知らないあなたの強み…何とも魅力的な言葉ですがFFS理論という自己診断を宇宙兄弟とコラボしてまとめた本です。延べ800社で取り入れられているというFFS理論は単なる自己診断というよりは組織としての効率化をン重点を置いた自己理解、他者理解を目指した内容となっています。いわゆる成功している人(志が高く本人はそう思っていない場合も多いですが)というのは自身の強みを生かしつつ弱いところは他者に手伝ってもらって補完することが自然と出来ているのだと思います。
 過去を振り返れば大学にいたころはそれほどの多数の人と一緒に研究という機会はなかったのですが会社に入ると個人で出来ることというのは逆にほとんどなくいろいろと考えさせられたのを思い出しますがそれにしても1つの課題をとってもアプローチの仕方/スピードは違うし、ものの言い方も全然違うわけでそこが人間の面白いところでもあるのですが逆に障害になることもあります。
 FFS理論はType分けではなく「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」5つの因子 でどの因子の傾向が強いかというのを判断するテストです。凝集性と受容性、拡散性と保全性が対極に位置していて分別はやや凝縮に近いパートに入ります。事前にこういう人ですよというのがある程度わかっていればお互い幸福になるということは間違いなく…組織として異なる特性を持つ人間をうまく活用することがプラスになるのは言うまでもなさそうです。重要なのは相手の言葉で語らないと通じないということ。相手を自分に合わせるのではなく自分が相手に合わせにいかないと人は動いてくれないのだというのがよくわかります。
 強いリーダーというのは尊師のように絶対的な信念を持ちグイグイと引っ張っていく凝集性の高いものをイメージしてしまいそうですが…日本人の傾向として受容性、保全性が高い人が多めなのでそういったリーダーシップは諸刃の剣のようなものでうまくいっているときは良いですがしっぺ返し会う可能性が高くなります。日本人に向いているのはどちらかというと「サーバント」型で良く共感、傾聴して組織に貢献するリーダーなのだと言えそうです。
 自身はというと受容性、保全性、分別性が高く、キャラクターでいうと南波六太となりました。診断が1回しかできないのは残念… 家族でも仲間でも試したくなるのでもう少し門戸を開いても良いのかなと思います。

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