日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方 | |
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日経BP社 |
世界一のモーターメーカーとなった日本電産の創業者、永守重信会長の名言録、100の言葉を「仕事と情熱」「人と組織」「教育と成長」「上司と部下」「経営者と志」「変化と創造」の6つのテーマに分けて日経の編集委員の方がまとめた内容です。日本を代表する体育会系の経営者であるイメージでしたがその内容もまた反映された内容であったように思います。「部下の耳にタコができて、そのタコにまたタコができるくらいまで、私は言い続けた」という文句がそれをまさに代表しているといったところ。この厳しさというのは今では逆に珍しいものなのかもしれませんし過労死とかパワハラの問題がクローズアップされている中では難しいところかもしれません。ただ自分の経験からいうと出来るかどうかわからない、世界で初めてのことに踏み出す際にはどこかでとてつもない人の頑張りというのが効いているというのは事実でそういったところを支える言葉にはなっているのかと思いました。ただ厳しいというのではなく良く本質を見抜いているというのと人をどのように動かすのかという考え方がしっかりしていると感じた次第です。この本の中でも繰り返し出てきますが企業を支えるのが人であることそしてその人の士気を上げるのを非常に重要と考えています。これらの言葉はその基本的な考え方(事業を育成、再生するための考え方、幹部と若手の育て方、経営者自身のあり方)が反映されているのものなのでしょう。つらい時に読むと元気が出そうです。
「楽を追えば、楽は逃げていく、苦から逃げれば苦が追いかけてくる」
「人は嫌なことを後回しにしていきたくなる。しかし、そういう小さな差が後々、大きな差となって表れてくる」「困難は必ず解決策と共にやってくる」
「やめない、逃げない、ごまかさない」
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