Takekida's log

千里の道も一歩から

千年、働いてきました。

2007-10-06 17:55:09 | Books
連休最終日10/8に長野、斑尾高原で行われるhttp://madarao.tv/forest-trails/に出場します。
いままでオフトレとしてトレイルランはしてきましたが大会は初めて。さらにRUNのみで50kmというのは自分にとって未知の領域。自分自身の限界との戦いになりそうです。

今日は軽めに鎌倉の森を走り(港南台⇔建長寺)、調整しました。


千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
野村 進
角川書店

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世界最古の会社は日本にあるという。大阪で飛鳥時代578年から続いている金剛組という宮大工のゼネコンみたいな会社とのこと。この例に示されているように日本の会社には長く続いている老舗企業が多い(100年以上の歴史を持つ企業が10万社以上) 
この本はそんな日本の老舗企業を巡る旅です。

以前に読んだビジョナリーカンパニーの“Built to last”の精神とも共通するようなイメージがあります。

なぜ日本企業が他国の会社よりも長く続くのか?アジアの会社に関しては植民地化されてきたことも一つに上げられるが事業形態が商業でなく手仕事の家業や製造業がずば抜けて多いということが挙げられている。日本は商人よりも職人の気質が強いというわけだ。この背景には国家が積極的に職人を庇護しようとしただけでなく日本人そのものの国家に対する信頼感というのが背景にあったと指摘している。

5つの共通項とは…
1.血族に固執せず新しい血を入れることが出来る
2.時代の変化に柔軟に対応できる
3.時代の変化に柔軟に対応しつつも伝統を守り続けている
4.「分」をわきまえている
5.「町人の正義」を実践してきた(公正と信用を取引の主眼においてきた)

会社が続いているというのは会社の文化が続いているということだと思います。
そしてその文化を伝えていくのは会社に支える人達。会社≒人と言ってもいいのかもしれません。

もちろん長く続くだけが価値では無いのですが…


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