Takekida's log

千里の道も一歩から

隣の億万長者

2013-09-14 22:55:44 | Books
3連休でありますが特に大きな予定は無し。しかも明日からは雨らしくのんびりとした連休となりそうです。9月末に長良川のスプリントに出る予定になっているので自転車練習を朝に再開しました。
と言ってももうあと2週間なのでなんとやらといった感じですがまあやれるだけやります。

9月累計
Run :84㎞
Bike: 23㎞
SWIM: 4400m

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則
クリエーター情報なし
早川書房


1997年に出版された本を単行本向けに再編集したもの。
アメリカの億万長者=100万ドル以上の資産を持つ人たちを一万人以上調査してわかった億万長者の意外な素顔を浮き彫りにした本です。アメリカの億万長者というとハリウッドスターのような高級住宅街に住んで高級車に乗って庭にプールがあってクルーザーや別荘を持っていてというのを想像してしまったりしますが(妄想しすぎ?)意外にも質素で倹約であるというのが大きなポイントです。
つまり高収入=高資産ではなく高収入×低消費=高資産であることが一つ大きな分岐点のようです。
イメージするような金持ちというのは高消費であり見かけで金持ちに見えているというところが多いとのこと。この本もタイトルも億万長者は豪華な生活はしていないという意外性からつけられたもののようです。よく資産というのは収入の川かわ支出の川の間のダムのようなものだとたとえられますがようは収入と支出の差をいかに広げて貯められるかということが重要でそれを形作るのが生活習慣なのだと思われます。資産高というのは収入をどれだけ得ているかというベースにも左右されるのでこの本ではその基準を期待資産額として

(税引き前年間所得×年齢)÷10 - 遺産相続分の資産額 としています。
これより上であれば蓄財優等生、以下であれば蓄財劣等生となります。
自分は何とか基準は超えてましたが・・・


でどのような共通点があるのかというとすこし抽象的ではありますが
1.収入よりもはるかに低い支出で生活する
2.資産形成のために時間、エネルギー、金を配分している
3.お金の心配をしない方が世間体を取り繕うより大切だと考えている
4.社会人になった後、親からの経済的援助を受けていない
5.子供たちが経済的に自立している
6.ビジネスチャンスをつかむのがうまい
7.自分に合った職業を選んでいる

職業としてはやはり自営業者もしくは専門職が多いようで子供の教育には惜しまずお金を注ぎ専門職となって高収入のベースを築くことを望んでいるようです。一般に事業的に成長した人が多いのですが子供に対しては事業で成功することの厳しさを知っているだけに確実に?稼げる職業を選ばせている様子。ある意味、賢いのかもしれません。

特に面白いと思ったのは車を買うスタイルです。
車は家ほどにないにしろ非常に高価であり、実用品でありながら嗜好品でもあるのでどんな車に乗るのかというのは消費に対する姿勢を考える基準になるわけです。
新車を買うのは23.5%、37%は中古車。一番多い価格帯は2万4800ドル程度。これは全米の平均購入価格の2万1000ドルと大差ありません。億万長者の約半分は2万9000ドル以上の車は買ったことがなくほとんどは国産のセダンやRVを好むようです。ステイタスシンボルとなりそうな車が全く上がってこないのがやはりといったところ。

億万長者と言ってもお金を貯めることが目的の人ではなく必然的にいつの間にかたまっていたというのが実際のところなのだと思います。自分が思うには高収入、高消費というのがもっとも危険なパターン。 知足の精神を忘れずに教育といった次世代につながるものにお金を残しておこうと思います。
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2 Comments

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お金 (まっつん)
2013-09-15 16:06:18
収入よりはるかに低収入で暮らすことは大事ですね。

 スノボー好きな先輩が、5万のスノボーから10万のスノボーに買い換えたときや、親友のギタリストが10万のギターから20万のギターに買い換えたとき、「やっぱ違うわぁ~」と言っていました。

 高価な買い物ほど、自分で金額分の価値がわかるものを買いたいですね。
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Unknown (たけきだ)
2013-09-21 22:46:01
そうですね。それで満足できるということが重要なのだと思います。上には上がいるので限りないわけで・・・
ただ5,10万という単位の買い物は価値がわかるものだけにしたいですね。
返信する

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