Front. Cell Dev. Biol., 22 September 2022
Biological benefits of collective swimming of sperm in a viscoelastic fluid
精子が卵子にたどり着くまでの距離は、精子の体長のおよそ3万倍 一億分の一の確率とのことで過酷な競争にもたとえられることが多いですが実は精子同士の協力体制もあることが分かってきたようです。どうやら精子の旅は単独の工程ではなく集団で動くことで効率的に卵子までの到達確率を上げている機構が分かってきたとのこと。いわばこれは自転車の世界でいえば単独走のTimeTrial=TTではなくロードレースのように集団で先頭交代をしてゴールを目指すようなもの。もしいくつか集団ができるのであればチームTTとかのイメージなのかもしれません。今までは単独TTのイメージでしたがどうやら後者だというのは面白いところです。編隊で協力体制を敷く行動は渡り鳥や戦闘機の編隊飛行などにもありますがミクロからマクロの世界まで同じようなことが起こっているのは面白いことと思います。
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