津波高精度予測への取り組み

Warning, Scientists predict 9 2 EARTHQUAKE TSUNAMI


　東日本大震災の津波の記憶も生々しく残る状況ですがアメリカでに西海岸は大地震の予測がありマグネチュード9.2相当の地震も予測されているようです。　津波警報の正確さというのも一つの課題になっています。世界にある津波警報システムでの誤報率は75％にのぼるとの計算もあり、信頼性が薄れるうえ、不要な避難による経済的損失もあります。そこで、全地球測位システム（GPS）とさらに全地球衛星測位システム（GNSS）の一部を活用した警報の精度向上を図る動きが進んでます。日本ではすでにGPS津波計が設置されており2011年の震災時に一定の成果は上げています。さらに精度向上上げる仕組みとしてGNSSを利用して海洋ブイの3次元座標を測位し、基準局との位置関係からデータを連続的に取得できれば、海底地殻がどのように動いているかを把握するというシステムが開発されてきてます。これは陸上の測位システムのGEONETの海洋版ともいえる試みである意味、災害大国の日本でこそ先端の技術が開発出来ているということもあるのかとは思いますが災害マネジメントの分野でリードすることを期待したい所です。