Takekida's log

千里の道も一歩から

グーグル化計画

2008-03-16 18:40:42 | Books
全日本大学駅伝コースめぐりも中盤。
今週末は2回に分けて
1回目は
3区 9.5km 中部小松リフト四日市支店(四日市市) ⇒ 山九名古屋支店 海山道倉庫前(四日市市)
2回目は                     
4区 14.0km 山九名古屋支店 海山道倉庫前 ⇒ 中勢自動車学校前(鈴鹿市) 
+ 11.6km 5区  中勢自動車学校前(鈴鹿市) ⇒ 和食東きち前(津市)

を連続で走破。3区は最も距離の短いスピード区間。荷物が無かったこともあり気持ちスピードを上げてキロ4をわずかに切るペースで。

一方 4,5区は集中力が途切れてしまい苦行でした。
確か4区はトライアスロン部後輩が助っ人として参加した準エース区間。
その時のタイムは43分57秒(参考HP)すばらしい記録です。自分はと言うとダラダラと走っていて1時間10分ぐらいかかってしまいました。

写真は今回の終着点の津で咲いていた梅。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
勝間 和代
ダイヤモンド社

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冒頭に書かれている著者の経歴を見ると圧倒されますがそんな勝間さんのノウハウが凝縮された本です。

テーマとしてはいかに効率を高めて生産性を挙げて成果を出すかということ。
現代社会では情報の価値が非常に高くなっている一方、本当に重要な情報を取捨選択することが難しくなっているように感じます。

情報を見極める技術として
1.フレームワーク力
 情報の中から共通点、相違点を見つけて自分の生活に生かす。
2.ディープスマート力
 ある分野における深い経験から型にはまっていない情報の本質を洞察できるようにする。
3.失敗力
 失敗することで失敗でないものが何かを知る。
4.ベストプラクティスの共有
 経験と知恵で生まれた手法を最大限に利用する
5.自分の価値を見出せないことはばっさりとやめる
 多くの分野をこなそうとするよりは一つのの分野に集中し能力を身に着けたほうが他の分野への応用も早い。

を挙げています。

情報源として薦められるのが
自分、他者の経験、本でTVや一般雑誌は万人受けするようになっているとのことから質が低いとしています。

情報のインプットとして本は最も効率的のこと。それは深い情報がエッセンスとして凝縮されているから。筆者は月に10万~15万も書籍に使うのだとか...
本を読む時間は待っている時間や合間の時間など隙間時間を使うとのことです。
確かに自分も本のためにわざわざ時間を作ると言うことはほとんど無いので実践できているかと思います。

興味深かったのが情報の意味づけ
マッキンゼーでは情報を3つに分類しているとのことです。

空… 事実  空が曇ってきた 
雨… 事実に接した際の解釈 曇ってきたので雨が降りそうだ
傘… 解釈に対しての行動
情報を整理する際にはこういった分類が出来ていないと混乱を招くとのこと。 

ここで重要なのが情報をどう生かしていくのかと言うことです。
本を読むだけでなくそれが知識として蓄積されなくてはいけないのですが自分はまだこの部分が抜けていると感じます…

この本でもアウトプット能力として推奨されているようですが読んだ本に関しては少しでも忘れないように、今後に生かせるようにこれは。と思った内容を残しておこうと考えています。一度読んだ本を読み返すというのはなかなか難しいですがWeb上であれば後で見返せますし、検索等でエッセンスを拾えると思うので。

最後の章で書かれていた
成果は知識×定着率×実効割合で決まると言うのはまさにその通りだと思います。
生かせない知識と言うのは「死んでいる」と言っても良いのだと思います。

ただ忘れていけないのは成果を挙げて自分は何を実現したいのかということ。
根底にある目的と夢を忘れないようにしたと思います。
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2 Comments

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本のために時間を作る (miu)
2008-03-17 01:34:08
>確かに自分も本のためにわざわざ時間を作ると言うことは
>ほとんど無いので実践できているかと思います。

自分の場合、本を読む時間を明記しないせいで、
気づいたら丸一日本を読んでいたなんてコトが多々ありました…。
(現在もそんな状況だったりします…。)
google先生は、情報を検索するツールどころか、
時間を管理するためのカレンダーまで用意してくれたので、
うまく使いこなしたいと思います…。

なお、この筆者に言わせれば、
ぼくは「死んだ知識」ばかりを集めている気もします。
…が、「未来を見て点を繋ぐことは出来ないけれど、
過去を見て点を繋ぐことは出来る」との言を信じて、
知識をうまく集積して行こうと思います。
これが「将来の夢や目的」とリンクすれば理想的ですし。

そのためには、
如何に知識を「死んだ知識」にせず生き残らせるか、
また、如何に「死んだ知識」を蘇らせるか、
これらの方策を考え、実践する必要がありそうですね。

「自分の知識の保存と管理」のヒントとなるかは分かりませんが、
レビューから察するに、この書籍は「死ににくい知識」を集積するには良さそうです。
ぜひこの本を読んでみようと思います。
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Unknown (たけきだ)
2008-03-20 16:11:54

色々と事例はありますが過去の経験から得られた知識はどこかで役に立つと思います。直接は役に立たないまでも知識を持っていると言うのは人間の幅、魅力につながると思いますし。普遍的な知識も重要ですがそれだけに固執しないほうが良いのではと。 

いつになるか分りませんが自分の中でテーマを持ち、積み重ねていれば「点が線としてつながる」時が来るのではないかと思ってます。

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