Takekida's log

千里の道も一歩から

学位工場

2008-01-14 01:28:21 | What`s new ?
今日は風も強く関東にしてはかなり寒い日だった。
午前中はBIKE。Newホイールと共に三浦半島へ。平均時速の有意差はほとんど無しだったが快適になった。このホイールの値段を考えるとさすがである。後は耐久性をこれからテストします。


TV(新報道プレミアA)でチラッと見ただけなのだが日本でも学位偽造で教職についている人が多いらしい。

文部省が調べたところによると国立大も含めて48人が学位工場(ディプロマ・ミル)を自分の経歴として利用しているという。TVで名前を挙げられていたのだとHonolulu大学、PacificWestern大学、Clayton大学。

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日本では静岡県立大学の小島茂 教授がこの問題を取り扱ってきた。

お隣の韓国でも問題になっている
陸軍学士将校ら、学歴詐称で大量摘発

学位というのは確かにアカデミックな世界では業績の証明みたいなものだからお金で買いたくなる気持ちも分からなくない。今回のはほとんど文系の話だと思う。東北大でも文系だと教授で博士号を持っていないという人もいるとのことだし。確かに文系と理系の博士というのはかなり違って文系で新しいことをするというのは非常に難しい。(もちろん理系だからやさしいとも言い切れないが)

学位は詐称できても実力は詐称できない。そういう人はいつか苦労するのだと思うがアカデミックという世界だけにそれで優秀な人がポストにつけないというのはマズイ。論文博士もなくなりつつあるしこれをもって大学教員の採用審査も厳しくするべき(十分に狭き門だと思っていたが…)。


アメリカも韓国も超学歴社会なのでこういった問題が起こるのであろう。
(学位だけでなく出た大学のレベル、大学での成績で初任給、役職、仕事が変わるとのこと)
ただ学歴なんてあくまでその人の通過点で経験の一つである。

経験というのはプレゼンやら論文まとめやら報告書やらBasicな部分では役に立つかもしれないけれど真のイノベーションを起こすためには足かせになると考えている。 本当に能力のある人というのは高度なBasicな能力+経験をばっさり切り捨てて考えることの出来る人だろう。

自分も研究室の蓄積の成果に十分にお世話になって学位は取得できたと考えているのでえらそうなことはいえない。これから精進します。
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2 Comments

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能力がある、とは? (まっつん)
2008-01-15 01:05:25
てにおは、レベルですが「高度なBasicな能力+経験をばっさり切り捨てて」とありますが、個人的には高度なBasicな知識があるから、ほんとはこうなるはずなのに、違う結果になったとき、そこに不思議なプロセスが噛んでいることがわかるんじゃないかな?と思いました。ま、こまっかーいどうでもいい話です。

 「あくまで通過点」というのは強く共感。学歴は変わんないけど学力はすごし方次第で変わるもの。学歴は大事だけど、採用解雇がもっと流動的ならミスマッチも起こらず雇用者被雇用者にとっていい関係になるかもね。バランスが非常に大事で必ず誰かが不平を言いそうな議題ですが。。

 いつチャンスが来てもいいように毎日の習慣行動と心構えはもっときたいものです。仕事のショートスパンの目標は最近なんなの?
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Unknown (たけきだ)
2008-01-16 23:59:07
確かにそのような考え方も出来ますね。ただまっつんさんが言われるように能力があっても常にアンテナが張ってない人だとおかしいことも気づけないと思います。アンテナを張れるのも能力と考えるとどっちが先なんだという話になりそうですが… 

仕事は具体的には言えませんが4月までに一区切りを迎える自分の所属するチームの目標を成功させることです。 個人的というよりチームワークを生かしていかなければなりません。そのあたりは大学院の時代とはかなり変わりましたがまだまだ暗雲が立ち込めている課題なので非常にやりがいがあると感じています。

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