鎌倉殿と13人の合議制 本郷和人
源頼朝の後をついで鎌倉殿になった頼家を支える?組織であった13人の合議制に着目して頼朝以前にさかのぼって鎌倉幕府の本質を明らかにしながら、北条時代への移行期の真相に迫った本です。
侍というとメインは戦国時代ですが特に力を及ぼし始めたのはこの時期。ただあくまで朝廷ありきで成り立つ世界。頼朝はそこらへんが良く理解していたようで武士のあいだでは一つ煮え切らないところもあったようです。そして頼朝が政治をうまく進めるために取り入れた文官なども4人/13人の中に取り込まれており、頼家の存在を強烈にフォローする存在だったようです。そして北条家としてはうまく2人を13人の中に取り込ませており、今後の歴史展開に対してうまく布石が打たれているように感じます。大河ドラマの歴史背景を知る本としておすすめです。
序章 鎌倉幕府とは何か
第一章 「13人の合議制」とは何かを考えるために
第二章 頼朝以前
第三章 鎌倉幕府の成立
第四章 「13人の合議制」の真実
第五章 そして内乱へ
第一章 「13人の合議制」とは何かを考えるために
第二章 頼朝以前
第三章 鎌倉幕府の成立
第四章 「13人の合議制」の真実
第五章 そして内乱へ
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