自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング 後藤宗明 (著)
リスキリングの定義:「新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くこと」 の概要について解説された本。リカレント教育のように好きな分野の教育に戻るのでもなく、同じ分野で向上させるアップスキリングでもなく異なる分野で鞍替えするために~18か月のスパンで目的意識を持って教育に取り組んで実践するというところがポイントになっています。 特に注目されているのはAIの導入で仕事が一部では大きく変わろうとしていることで今後はより活用もしくは協業して業務効率を改善し、生産性を上げることが求められてきているからこそだと思われます。また産業によっては栄枯盛衰もあるので今の職種で最後まで逃げ切れるのか?ということも考えられることも。この本は特にDX関連のスキルに着目しており、デジタル化を進める目的は攻め、雇用を守るという観点では守りのリスキリングとして定義されています。こういったものは自主的な立ち位置で行われることが多いのですが筆者は就業時間内に業務の一環として時間を確保することが重要と説いています。講座は用意したので自由に受けてください・・では無くて目的意識と達成目標を明確にして取り組むことが重要とされています。また本書の公判ではリスキリングにてどのような仕事内容の変更が可能になったかの事例が記されています。社会人になったのは2006年でしたのでそろそろ勤続20年が見えてきています。自身のキャリアを50代に向けてどう見直していくかというのを考えるきっかけになる本でした。
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